投資について学ぼう

1.投資って結局宝くじみたいなものですよね?開く

「現代は石油枯渇の危機が生じている。また、環境問題も起きている。だから次世代のクリーンなエネルギーを開発する企業を応援しよう」「高齢化社会で人口が増える老人を助けるために、介護ビジネスの企業を手助けしたい」。そんな風に考えて株式投資をした人がいたとします。
こういった行為は宝くじや競馬、パチンコなどと同じとは言えません。確かに投資先の企業の業績が上がらなければ、自己資金は目減りするかもしれません。しかし、「どの数字を引くか」「玉がどちらに転がるか」といった事柄に資金を投じることとは、意味が全く異なります。
株式投資といえば「儲ける」ことばかり考えがちで、もちろんそれは大切な側面です。一方で、株式投資は多くの人たちが従事する企業を応援することになります。運に賭けるのではなく、人々が暮らす世の中を応援する意味が株式投資にはあるのです。

株式投資のイメージ
  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

2.なぜ、株に興味を持つ人が増えたのか開く

「退職時には持ち家と1,500万円程度の貯蓄が必要」。ファイナンシャルプランナーはよくこんな話をします。2005年には日本の死亡数が出生数を上回り、差引で1万人の自然減となりました(厚生労働省統計)。少子高齢化の時代がやってきたのです。将来、自分の年金もどれだけ支払われるのか・・・・・・。
かといって、これまで働いてためたお金を安全に増やしたいと考えても、この低金利では・・・。
株式市場に目を向けると、日経平均は2000年のネットバブル崩壊以降、下落を続けましたが、2003年の4月には上昇に転じました。その後の相場の上昇を見て、株式投資をはじめた人も多いことでしょう。そして、2007年夏のサブプライムローン問題の表面化で再び下降に転じました。
相場は波を打って上下します。いいときもあれば悪いときもやってくるのです。その中でリスクマネーとのつきあい方を経験し、自分にあった資金運用の方法を身につければ、退職後もお金の心配なく、悠々自適の老後を送れる可能性が生まれます。
ところが、退職金を手にしたときに、リスクマネーとつきあった経験がなければ、大金の扱い方がわからずに、大きな失敗をしかねません。若いうちから少ない資金でも株式投資などのリスクマネーに触れることは、将来の自分や家族の人生にとって大切な経験になることでしょう。

3.株式投資の夢「ヤフードリーム」開く

1997年11月末にヤフー株を1株買って2005年の12月末まで持ち続けていたとします。1997年11月末ではヤフー株は184万円でした。2005年末のヤフー株の終値は89,500円(2006年4月時点 分割後修正株価)でした。
「なんだ安くなったじゃないか」と思われる方もいると思いますが、実際は違います。ヤフーは、過去に株式分割(高騰した株価を投資家が買い易いように、株を分けて株価を下げること)を何度も行ってきました。
1997年11月末の1株の価値は、2005年末時点ではなんと7億3,517万円。
約400倍になっている計算になります。これが「ヤフードリーム」と呼ばれる株式投資の夢です。

  • 2008年末時点では、約3億円、約160倍です。

また、そこまで倍率は高くなくても、株式市場では株価が年間で2倍になる銘柄がいくつも存在します。株価の値上がりによって利益が得られること。ここに株式投資のひとつのメリットがあるのです。また、株式投資には他にもメリットがありますが、それは次項で紹介しましょう。

8年間で400倍にもなったヤフーの株価

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

4.じっくり型なら配当や株主優待開く

株の場合、配当を実施している銘柄を保有していると配当金が受け取れます。
現状の、日経225銘柄(日経平均採用銘柄)の今期予想配当利回りの平均は2.26%(2009年3月24日時点)です。また、個別ではさらに5%以上の高配当銘柄もあります。株の配当は、一般的に定期預金より利回りがいいことがわかります。

日経225銘柄(日経平均採用銘柄)の今期予想配当利回りの平均は2.26%

また、株主優待を実施する企業もあります。株主優待は、株を保有してくれた投資家に対する企業からのお歳暮のような意味合いがあり、日本独特の風習です。優待品の内容は飲料・食料品、買物券・プリペイドカード、日用品・家電製品、飲食店のお食事券などが多いようです。
ただし、株の場合は、配当利回りや優待品の金額以上に株価が上下するのが一般的です。「1万円の配当を受け取ったけれど、含み損が5万円」となれば割に合いません。株を買う時期や銘柄選びには注意が必要です。

優待品のイメージ

高配当の銘柄や優待を出す企業は株主を重視している、配当や優待で個人投資家にアピールしているとも考えられます。そのような企業は、投資家の人気を呼んで、株価が上がる可能性も考えられます。そういった銘柄をじっくりと長期的に保有する手も考えられるでしょう。

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

5.過去に株式投資が怖いと思われてきた理由開く

「株式投資は怖い」というイメージを持つ人はまだ多いようです。それは「元本保証がないリスク商品だから」という理由だけではないようです。
株にまつわる過去のさまざまな評判があったことは事実です。たとえば、過去には株式投資はお金持ちのものと思われてきました。株を買う際に金融商品取引業者に支払う手数料が高かったことから、まとまった資金がなければ少々株価が上がっても利益が出にくいことが一因でした。
こういった傾向が変わり始めたきっかけとなったのは金融の自由化政策でした。フリー(自由)、フェア(公正)、グローバル(国際化)の3つのキーワードのもとに金融は徐々に自由化が進みました(下記年表参照)。
1998年以降はインターネット専業の金融商品取引業者が次々にサービスを開始しました。ネットを使うことで、これまで個人投資家が見ることができなかった市場の情報が開放されました。取引手数料が一気に引き下げられたことも個人投資家の投資を後押ししました。現在の株式市場では多くの個人投資家が自由に取引を行っており、開かれた市場になったと言えます。

【金融ビッグバン、証券業界に関する自由化の歴史】

1999年
  • 株式委託手数料の自由化
  • この頃、ネット専業証券がサービス開始
2003年
  • ブロードバンド1,000万契約突破
  • 日経平均7607.88円で底打ち
2004年

証券仲介業(現、金融商品仲介業)制度導入。銀行に証券仲介業(現、金融商品仲介業)解禁

2006年

インターネット専業証券大手5社の口座数が300万件突破

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

6.株式投資をする前に勉強しておくことは?開く

自動車に乗るには自動車教習所に通い免許を取らなければなりません。しかし、株取引の場合、勉強をしなくても、いきなり株を買うことができます。
株取引の初心者が適当に株を買うと損をすることが多いようです。また、損を確定しなくても、含み損をかかえたまま売らずに持ち続けてしまう人もいます。
株の世界では「ファンダメンタルズ」と「テクニカル」の勉強が必要と言われます。
ファンダメンタルズとは、広い意味では世界や日本の経済動向、狭い意味では企業業績を意味します。テクニカルとは、株の過去の動きをグラフで表した株価チャートなどの読み方です。
最近では情報公開に積極的な企業が多く、インターネットを使えば情報入手は簡単です。『会社四季報』のように、企業の業績をコンパクトにまとめた冊子も発売されています。また、ネット証券を使うと株価チャートなどの情報も見られます。今や情報入手は簡単になったのです。あとはその読み方の基本をマスターしてから株を買いたいものです。

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

7.株の用語ってなんだか難しそう閉じる

注文時や相場の状況を表すことばなど、株には独特な用語があります。たとえば、注文時なら「○○株を寄り付きに成行で2,000株買い」といった感じです。この意味は、朝の売買が開始される一番最初に、いくらでもいいから値段を指定せずに2,000株の買い注文を出すことです。
注文時のことばなど、最低限の株式用語は覚えておく必要があるでしょう。また、経済新聞などを読んでいるとよく「値がさ株が買われた」といったことばが出てきます。こういったことばの意味を知ると、相場の状況把握や、売買が上手になることにもつながります。

【こんな株式用語知ってますか?】

基本的な株式用語 読み 意味
指値/成行 さしね/なりゆき 株価を指定して注文を出す/株価を指定せずに注文を出す
約定 やくじょう 注文を出した後、売買が成立すること
ザラ場 ざらば 寄り付きと引けの間の時間
前場/後場 ぜんば/ごば 午前中の取引時間/午後の取引時間
寄り付き・後場寄り よりつき・ごばより 前場の最初の売買/後場の最初の売買
引け/前引け/大引け ひけ/ぜんびけ/おおびけ 売買が終了すること/前場の売買終了/後場の売買終了
値がさ株 ねがさかぶ 株価の高い株。いくら以上という定義はない。現実には日経平均への影響が大きい、値段の高いハイテク株を指すことが多い
低位株 ていいかぶ 株価が安い株。だいたい数百円程度。一般には、業績不振の会社の株や、時価総額などが大きい大型株であることが多い
  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

8.どんな銘柄を買えばいいか開く

銘柄を選ぶ前に自分はどんなスタンスで投資をしたいのか、現在、自分はどのような状況に置かれているかを考えてみましょう。
まず、本人のニーズがあります。「腰をすえてじっくり長期で投資したい」「リスクが高くても短期で大きく儲けたい」・・・・・・。本人の置かれた環境、今使える資金、年齢によっても投資する銘柄は異なるでしょう。
株式投資のことを考えるようになると、銘柄選びのヒントは、至る所で見つけられます(下の図参照)。
株に詳しい人に「何かいい銘柄を教えて」と聞くのもいいですが、それでは自分の投資の力はなかなか向上しません。自分なりにどんな銘柄に投資したらいいかを考えてみれば、株式投資が楽しくなるはずです。そして売買を行っていくことで、投資の経験値を高めていくことができるのです。

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

9.株取引はいくらから始められるか。大金がないと難しい?開く

「大金がなければ株取引は始められない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。以前に比べて株取引の単価は下落傾向にあります。多くの企業が個人投資家重視の姿勢を示すために、株式分割や単元株の単位引き下げを行ったからです。
株式分割とは、たとえば、1株100万円の株を50万円の2株に分けることです。分割前からその株を持っていた人にとって、保有株の価値は変わりません。ただし、まだその株を持っていない人にとっては、買い易くなるわけです。
また、1,000株単位でしか売買できなかった銘柄が売買単位を100株に切り下げられるといったこともあります。この場合もこれから買う人にとっては少ない資金で始められますからありがたい話です。
現在では10万円以内で買える銘柄が1,000銘柄以上もあります。市場全体が約3,800銘柄ですから、約4分の1の銘柄は20万円以内で買えるわけです。(2009年3月25日現在)
なお、多くのネット証券では少額取引の場合、手数料を安く設定しています。証券会社も個人投資家が投資をしやすいように工夫しているのです。

株式分割と単元株の単位引き下げの図
  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。

10.プチ株や投資信託で投資対象が広がる開く

買いたいと思った銘柄が1単元で何百万円もするため、高くて買えない場合があります。また「最初から大金を投資するのは怖い」と思われる方もいるでしょう。そんなときには「プチ株」というカブドットコム証券のサービスを利用する方法があります。
たとえば、1,000株単元の株で株価が2,000円だった場合、ふつうの株ならば最低200万円の資金が必要です。ところがプチ株の場合は1株から売買できます。つまり2,000円から買えるのです。
ちなみに少額で投資をする方法としては、ミニ株(株式ミニ投資)もよく知られています。ミニ株の場合は単元株の10分の1から売買できますから、先の例では最低20万円から売買ができます。一般的にはミニ株よりもプチ株の方が少ない金額から始められると言えます。
なお、プチ株の詳細についてはカブドットコム証券のWEBサイト新しいタブやウィンドウで開くをご覧ください。

【プチ株なら1株から売買できる】

  普通の株 プチ株(カブドットコム証券) 株式ミニ投資(ミニ株)
最低売買単位 100株、1,000株など単元株が銘柄ごとに異なる 1株 単元株の1/10(1,000株単位の銘柄なら100株)
取扱銘柄数 約3,800 約3,200 100~2,300程度
(金融商品取引業者による)
デイトレード 可能 可能 不可能

「株について研究したり、勉強したりする時間がない。投資のプロに自分の資金を委ねたい」という場合は投資信託(ファンド)を利用する手があります。投資信託では運用会社が投資家から集めたお金をもとに、さまざまなものに投資をして運用し、その成果を投資家に還元します。元本保証はありません。
投資信託にはさまざまな種類があります。まず、何に投資をするかを考えましょう。たとえば、「インド経済が今後は発展するだろう」と考えるなら、インド企業に投資する投資信託を選べばいいわけです。
投資信託はカブドットコム証券のWEBサイト新しいタブやウィンドウで開くなどの金融商品取引業者でも扱っていますから、場合に応じて株と投資信託の両方を運用していく方法も考えられます。

投資信託はプロに投資を委ねて国内外のさまざまなものに投資する

  • 掲載資料で使用したグラフおよび数値は、過去の実績であり、将来を約束するものではありません。
このページは証券投資一般に関する情報提供を目的とした参考文献であり、売買の勧誘ならびに銘柄の推奨等を行なうものではありません。また、この内容に基づいて行った投資による利益または損失の一切は、それぞれの投資家の皆様に帰属し、当社ならびに各執筆者がその責を負うものではありません。投資に関する最終的な判断は投資家の皆様ご自身で行われますようお願い申しあげます。なお、このページに記載されている内容の許可なき複製、転送、引用は固くお断りいたします。

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