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2024年3月25日

18歳になったらできること一覧!成人年齢引き下げによる変化も解説

18歳になったらできること一覧!成人年齢引き下げによる変化も解説

2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、それまでは20歳にならないとできなかったことが、18歳からできるようになりました。ただし、今まで20歳以上で可能だったことのすべてが18歳からできるわけではないため、注意が必要です。では、18歳になると、何ができて、何ができないのでしょうか。
ここでは、18歳になったらできること一覧をはじめ、20歳にならないとできないことや、成人年齢引き下げによる変更点とあわせて解説します。

民法改正により成人年齢が18歳になった

民法改正により、2022年4月1日から、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。成人とは、親の親権に服さなくなる年齢のことで、2022年4月1日以降に18歳になる人は、18歳の誕生日を迎えた時点で成人となります。

成人年齢引き下げの背景には、公職選挙法の選挙権年齢や、憲法改正国民投票の投票権年齢などが、18歳と定められたことがあります。国政上の重要事項の判断にあたって18歳以上を大人として扱う政策が進められる中、市民生活に関する基本法である民法においても、18歳以上を大人とするべきではないかという議論が起こりました。また、世界的にも、成人年齢は18歳とするのが主流となっています。このような理由から成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳、19歳の自己決定権を尊重すると同時に、積極的な社会への参加を促すことが期待されています。

成人年齢が引き下げられたことによって、それまで20歳にならないとできなかったことが、18歳からできるようになりました。一方で、成人年齢引き下げ後も、それまで同様に20歳までできないこともあります。特にこれから新成人を迎える人は、18歳になると何ができて何ができないか、正しく把握しておくことが大切です。

18歳になったらできること

18歳になったらできることと、20歳にならないとできないことは、下記のとおりです。

18歳になったらできること一覧

  • クレジットカードを作れる
  • ローン契約ができる
  • 携帯電話を契約できる
  • 自分の名義で賃貸物件を契約できる
  • 国家資格を取得できる
  • 10年有効のパスポートを取得できる
  • 選挙権がある(2016年に改正)
  • 性別の取扱いの変更審判を受けられる
  • 親権者の同意なく結婚できる(女性は16歳だった結婚可能年齢が18歳に引き上げ)

20歳にならないとできないこと一覧

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 公営競技(競馬、競輪、オートレース、競艇)の投票券の購入
  • 養子を迎えること
  • 国民年金の加入
  • 大型、中型自動車運転免許の取得

18歳になると、親権者の同意がなくても、1人でさまざまな契約ができるようになります。例えば、クレジットカードの入会や携帯電話の契約、一人暮らしの部屋を借りるといった契約も、親権者の同意なく自分で結ぶことができます。また、親の親権に服さなくなるため、進学や就職、居住地なども、自分1人での意思決定が可能になります。
一方、成人年齢が引き下げられても、飲酒や喫煙、公営ギャンブルなどに関する年齢制限は変わらず、引き続き20歳のままです。
ここからは、18歳になったらできることを詳しく見ていきましょう。

クレジットカードを作れる

成人年齢引き下げ以前は、20歳未満の人がクレジットカードを作る際は、原則として親権者の同意が必要でした。しかし、2022年4月以降は、18歳になると、親権者の同意がなくてもクレジットカードを作れるようになりました。ただし、クレジットカードによっては、入会可能年齢は18歳以上となっていても、「高校生不可」や「学生不可」と定められている場合があるため、注意しましょう。

ローン契約ができる

18歳になると、ローン契約も親権者の同意なしにできるようになります。ただ、ローンで買い物をすると、当然のことながら、借り入れた金額を計画的に返済していかなければなりません。そのため、ローンを申し込むときには、契約者の返済能力などをチェックするため、必ず審査が行われます。18歳以上でも、学生など安定した収入がない場合は、ローン契約にあたって親権者の同意を求められたり、審査に通過できなかったりする場合もあるでしょう。

携帯電話を契約できる

携帯電話やスマートフォンの契約も、18歳になると親権者の同意なしでできるようになります。スマートフォンの新規契約や機種変更の際に、親権者の同意書を用意する必要もありません。

自分の名義で賃貸物件を契約できる

成人年齢引き下げ以前は、20歳未満の人が賃貸物件を借りる際には、親権者の同意が必須でした。しかし、成人年齢が引き下げられた後は、18歳以上の人は、親権者の同意なしで賃貸契約ができるようになりました。例えば、進学や就職で一人暮らしの部屋を借りる場合も、18歳以上になれば自分の名義で契約が可能です。

国家資格を取得できる

成人年齢が18歳になったことにより、それまで20歳にならないと受験できなかった国家資格が、18歳から取得可能になりました。18歳から取得が可能になった国家資格には、公認会計士や司法書士、行政書士、社会保険労務士などがあります。これらの資格取得を目指している人にとっては、挑戦できる年齢が2年早まったことになります。

10年有効のパスポートを取得できる

パスポートには有効期間が5年間のものと10年間のものがあり、このうち10年有効のものは、成人でなければ申請することができません。成人年齢が18歳になったことで、10年有効のパスポートを取得できる年齢も20歳から18歳に引き下げられました。18歳になると、有効期間が10年間のパスポートを取得できる上、パスポート申請にあたって親権者の同意も不要になります。

詳しくはこちらの記事をご確認ください

選挙権がある(2016年に改正)

選挙権年齢は、2016年の公職選挙法の改正によって、20歳から18歳に引き下げられ、18歳になると選挙権を得られるようになりました。選挙権とは、国や地方自治体の代表者を選挙で選ぶことができる権利です。
なお、選挙に立候補できる「被選挙権」は、年齢条件が異なるので注意しましょう。被選挙権が得られるのは、市区町村議会議員や衆議院議員などで満25歳以上、参議院議員などで満30歳以上です。

性別の取扱いの変更審判を受けられる

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更するには、家庭裁判所における審判が必要です。これまで、性別の取扱いの変更審判を受けられるのは20歳以上と定められていましたが、成人年齢の引き下げ後は、18歳から戸籍変更の申し立てができるようになりました。

親権者の同意なく結婚できる

成人年齢が18歳になったのと同時に、女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられました。これにより、男女ともに18歳になると、親権者の同意がなくても本人同士の意思によって結婚できるようになりました。

20歳にならないとできないこと

成人年齢の変更により、18歳になるとできることが増えますが、その一方で、20歳にならないとできないこともあります。例えば、次のようなことは、20歳になるまでは行うことができません。

飲酒・喫煙

飲酒や喫煙は、成人年齢引き下げ後も、以前と同様に20歳になるまでは禁止されています。これは、10代でのアルコール摂取や喫煙が、健康に悪影響を及ぼすと懸念されるためです。

公営競技(競馬、競輪、オートレース、競艇)の投票券の購入

ギャンブル依存症対策や青少年保護の観点から、競馬や競輪、オートレース、競艇といった公営競技の投票券(着順を予想して配当を得るための券)の購入についても、20歳以上という年齢制限が維持されています。20歳にならなければ、公営競技の投票券を購入することはできません。

養子を迎えること

成人年齢の引き下げにより、結婚できる年齢は18歳になりましたが、養子を迎えることができるのは20歳以上になってからです。他人の子供を法律上自分の子供として養育するには、結婚よりもさらに重い責任を伴うと考えられているためです。

国民年金の加入

成人年齢が18歳になっても、国民年金に加入するのは、従来どおり20歳からです。国民年金の被保険者になるのは20歳以上で変更がないため、国民年金保険料の納付が発生するのも20歳になってからになります。

成人年齢引き下げによる注意点

これまで解説してきたように、成人年齢の引き下げによって、18歳と19歳の人ができることが増えました。自分の判断で決められることが増え、自由度が上がる反面、責任を負うことも増えていきます。特に、1人でさまざまな契約をする際には、次のような点に注意が必要です。

契約を簡単に取り消せなくなる

成人年齢が18歳になると、親権者の同意がなくても契約ができるものもありますが、同時に民法における未成年者取消権を行使することができなくなります。もし、未成年者が親権者の同意なしで契約を締結した場合、未成年者取消権によって、その契約を無効にすることができます。しかし、成人の場合は、たとえ学生であっても、自分が結んだ契約については自分で責任を負わなければなりません。契約書にサインをする前には、契約の条件やルールを確認し、しっかりと検討することが大切です。

新成人を狙う悪質な業者がいる

成人は契約が簡単に取り消せないことにつけ込み、社会経験が乏しい学生の新成人(18歳と19歳)を狙う悪質業者もいるので、十分注意しなければなりません。契約には多くのルールがあり、知識がないままに契約を締結すると、後で思いもよらないトラブルに発展する可能性があります。しかし、成人になったばかりの18歳や19歳の人は、ルールを知らずに契約を結んでしまうことがあります。特に高額な契約をするときには、場合によっては保護者に相談するなど、慎重に検討するようにしましょう。

トラブルに巻き込まれたらすぐに相談する

トラブルに巻き込まれたり困ったことが起こったりした場合は、1人で解決しようとせず、すぐに周りに相談しましょう。相談相手は親や専門家でもかまいませんし、消費者ホットライン「188」などの公的な相談窓口もあります。契約を結ぶ前でも、少しでも「おかしい」と思ったときには、親権者や専門家などに相談することが大切です。

詳しくはこちらの記事をご確認ください

18歳のクレジットカードの選び方

18歳になったらできることの1つが、クレジットカードの入会です。近年ではキャッシュレス化が進み、WEBサービスや電子チケットなど、現金払いだけでは対応できない場面も増えています。そのため、学生でも、18歳になったらクレジットカードを作っておくと便利です。
18歳になって初めてクレジットカードを作るときには、次のような点を意識して選ぶとよいでしょう。

年会費無料のクレジットカードを選ぶ

特に学生でまだ安定収入がない場合は、年会費無料のクレジットカードを選ぶとよいでしょう。クレジットカードの中には、年会費がかかるものとかからないものがあります。また、年会費がかかる場合も、カードの種類によって金額はさまざまです。18歳で初めてクレジットカードを作るなら、できるだけ保有コストは抑えたいものです。例えば、三菱UFJニコスの「三菱UFJカード」のように、在学中は年会費が無料になるカードもあります。

ポイントがたまりやすいクレジットカードを選ぶ

クレジットカードを作るときには、ポイントのたまりやすさにも注目して選びましょう。クレジットカードの多くは、ご利用金額に応じてポイントがたまります。たまったポイントは、商品やギフト券、ほかのポイントに交換できたり、次回のカード請求額に充当できたりします。ポイントがたまりやすいクレジットカードなら、お買い物がもっとお得になるでしょう。

安全性の高いクレジットカードを選ぶ

クレジットカードを作る上で十分注意しなければいけないのが、セキュリティ対策です。クレジットカードの不正利用被害は、年々増加傾向にあります。カード会社が不正利用のリスクにどのような予防策を講じているか、また、万が一不正利用被害に遭った際にどのような補償が受けられるかなどをしっかり確認し、安全性の高いクレジットカードを選びましょう。

会員サイトやアプリが使いやすいクレジットカードを選ぶ

クレジットカードを申し込む前には、会員向けのWEBサイトやアプリの使いやすさについてもチェックしておきましょう。クレジットカードは現金をやりとりせずにスピーディーに支払いができるため、つい使いすぎてしまう可能性があります。スマートフォンから手軽にWEB明細をチェックできれば、常に利用状況を把握でき、使いすぎの防止にもつながります。

新成人にもおすすめ!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード

18歳で初めてクレジットカードを作る人には、年会費が実質無料で、ポイントがたまりやすい「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードです。

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、年に1回でも利用すれば、翌年の年会費も無料になるので、実質無料で使うことができます。タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。

また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。詳細は三菱UFJニコス株式会社の「WEBサイト」にてご確認ください。ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会から3カ月間はご利用金額の最大1.6%相当のポイントが還元されるほか、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
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18歳になったらクレジットカードを作ることを検討しよう

成人年齢が引き下げられたことで、18歳になると、それまで親権者の同意が必要だったさまざまな契約が自分1人でできるようになりました。例えば、クレジットカードやローン、携帯電話なども、自分で契約できるようになります。一方で、成人になると責任も大きくなるため、契約にあたっては慎重に検討することが重要です。
多くの場面でキャッシュレス化が進む中、「18歳になったらクレジットカードを作りたい」と考えている人も多いでしょう。クレジットカードを作るととても便利な一方で、使いすぎないように自分でお金の使い方を管理する必要があります。クレジットカードを作るときは、年会費の有無やポイントのたまりやすさ、安全性などを考慮した上で、自分にとってベストな初めての1枚を選ぶようにしてください。

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よくある質問
18歳になったら何ができるようになりますか?
18歳になると、親権者の同意がなくても、1人で契約ができることが増えます。例えば、クレジットカードやローン、携帯電話の契約、賃貸物件の契約なども、自分だけで結ぶことができます。また、国家資格の取得や性別の取扱いの変更審判、本人同士の意思による結婚など、多くのことができるようになります。

詳しくは「18歳になったらできること」をご確認ください。
18歳になって成人したときの注意点は?
18歳以降に結んだ契約は、未成年者取消権を行使できません。契約を簡単に取り消すことができなくなるため、契約の内容やルールをよく確認することが大切です。中には、社会経験が乏しい学生の新成人を狙う悪徳業者もいるので、十分注意が必要です。また、飲酒や喫煙、公営競技など、成人年齢引き下げ後も20歳にならなければできないことがあるので気をつけましょう。

詳しくは「成人年齢引き下げによる注意点」をご確認ください。
18歳のクレジットカード選びのポイントは?
18歳で初めて作るクレジットカードは、年会費無料でポイントがたまりやすいものがおすすめです。加えて、安全性の高さや、会員サイトやアプリの使いやすさにも注目してクレジットカードを選ぶとよいでしょう。

詳しくは「18歳のクレジットカードの選び方」をご確認ください。