クレジットカードのお得な話
2024年3月25日

QUICPay(クイックペイ)とは?設定方法や注意点も解説

QUICPay(クイックペイ)とは?設定方法や注意点も解説

お買い物などの際、店頭で「QUICPay(クイックペイ)」のマークを見かけることがよくあります。ただ、QUICPayがキャッシュレス決済のひとつであることは知っていても、「具体的にどんな決済方法なのかは知らない」「使い方がわからない」という人も多いかもしれません。
QUICPayを利用すると、スマートフォンやカードを端末にかざすだけで支払いが完了するため、とても便利です。
ここでは、QUICPayの使い方やメリットのほか、QUICPayにクレジットカードを設定して使用する方法についても解説します。

QUICPay(クイックペイ)とは?

QUICPayとは、スマートフォンやカードを端末にかざすだけで支払いができる電子マネーのことで、「QUICPay」や「QUICPay+(クイックペイプラス)」のマークがある店舗で利用可能です。

QUICPayは、対応するカードを店頭の端末にかざすと、サインや暗証番号の入力もなく簡単に支払いが完了します。ただし、お買い物1回あたりの利用金額は税込2万円までです。

このQUICPayをより便利にしたものが「QUICPay+」です。QUICPayの支払方法はクレジットカードのみですが、QUICPay+はクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの3つから選べます。また、Apple PayとGoogle Payのスマートフォン決済にも対応可能です。この場合、登録したカードや店舗などにより異なりますが、お買い物1回あたりのご利用金額に上限がなくなるため、高額のお買い物にも利用できます。

QUICPayにはスマートフォンタイプとカードタイプがある

QUICPayの利用手段は、大きく分けて「スマートフォンタイプ」と「カードタイプ」の2種類です。スマートフォンタイプは、スマートフォンにクレジットカードなどを登録して利用し、カードタイプは、カードそのものを店頭の端末にかざして利用します。カードタイプには、QUICPayの機能のみがついた専用カードのほか、QUICPayとクレジットカードの機能をあわせ持つクレジットカード一体型などもあります。

また、QUICPayにはこの2種類のほか、コイン型やキーホルダー型もありますが、いずれのタイプも、「端末にかざすだけで支払いができる」という基本的な機能は変わりません。

QUICPayとApple Payは、「電子マネー」と「電子マネーを管理する決済サービス」という明確な違いがあります。
Apple Payは、iPhoneやiPadなどのApple社製品で利用できる決済サービスで、QUICPayのほかにモバイルSuica、iDなども登録できます。一方、QUICPayは、Apple Payに対応している電子マネーのひとつです。例えるなら、Apple Payが財布、QUICPayはその中に入っているお金、というイメージです。
なお、スマートフォンがAndroid対応の場合は、Apple PayではなくGoogle Payを利用します。

QUICPayのメリット

QUICPayは、スマートフォンやカードで簡単に決済できますが、メリットはそれだけではありません。下記のように、さまざまな点でメリットがあります。

QUICPayを使うメリット

  • クレジットカードタイプなら事前にチャージする必要がない
  • かざすだけでスピーディーに支払いができる
  • 利用できるカードや場所が多い
  • 安全性が高い
  • クレジットカードのポイントがたまる

クレジットカードタイプなら事前にチャージする必要がない

クレジットカードに対応しているQUICPayの場合は、支払いが後払いになるため、事前のチャージが不要です。ご利用金額は、後日、まとめて銀行口座から引き落とされるため、事前にチャージする手間がかからず、支払いのたびにチャージ残高を気にする必要もありません。
なお、デビットカードの場合は銀行口座に残高を準備する必要があり、プリペイドカードの場合はチャージが必要です。

かざすだけでスピーディーに支払いができる

スマートフォンやカードを端末にかざすだけでスピーディーに支払いができるのは、QUICPayの大きなメリットです。QUICPayなら、クレジットカード払いのような暗証番号やサインも不要なので、わずか数秒で支払いが完了します。もちろん、財布から現金を取り出したり、お釣りを受け取ったりする手間もかからず、店舗の会計が混雑していても慌てずに済みます。

利用できるカードや場所が多い

利用できるカードや場所が多いことも、QUICPayのメリットの1つです。QUICPayは、184社以上(2022年9月末時点)のカードに対応しており、クレジットカード、デビットカード、およびプリペイドカードの3つの支払方法から選べます。また、タクシーやレストラン、コンビニ、レジャーなど、全国205万カ所以上(2022年9月末時点)で利用可能です。QUICPayが使える場所はさらに拡大しており、生活のあらゆるシーンで便利に利用することができます。

安全性が高い

QUICPayで支払いをするときには、クレジットカードそのものを出す必要はなく、暗証番号の入力も不要です。そのため、クレジットカード番号や暗証番号を第三者に盗み見られる心配がなく、安全性が高いというメリットがあります。さらに、指紋認証や顔認証といった生体認証に対応したスマートフォンなどの端末を使えば、万が一紛失した場合でも悪用されるリスクを軽減することができ、より安全性が高まります。

クレジットカードのポイントがたまる

QUICPay自体にはポイントプログラムはありませんが、QUICPayに対応しているクレジットカードを利用すれば、金額に応じてクレジットカードのポイントがたまります。日常の支払いで効率良くポイントをためることができれば、お買い物がもっとお得になるでしょう。例えば、ネットショッピングはクレジットカード、店頭での支払いはQUICPayと使い分ければ、ポイントを分散させることなく上手にためられます。

QUICPayの設定方法

カードタイプのQUICPayならそのまま端末にかざして使えますが、スマートフォンタイプの場合は、事前にクレジットカードなどを設定しておく必要があります。設定方法は下記の2ステップで、対応するカードがあればすぐに始められます。

ステップ1:QUICPayに対応するカードを用意する

まずは、QUICPayに対応するカードを用意します。すでに持っているクレジットカードなどがQUICPayに対応していれば、そのまま利用できます。もし対応しているカードを持っていない場合は、新たに申し込みが必要です。
2022年9月末時点で、QUICPayは184社以上のカードに対応しており、使えるカード発行会社は、QUICPayのWEBサイトで確認できます。

ステップ2:スマートフォンのアプリにカードを登録する

スマートフォンにカードを設定する方法は、iPhoneとAndroidで方法が異なります。それぞれの登録方法は、下記のとおりです。

iPhoneの場合

  • 「ウォレット」アプリを開く(「ウォレット」アプリが見当たらない場合は、App Storeからダウンロード可能)
  • 右上の「+」ボタンを選択
  • Apple Payの説明を確認し、「続ける」を選択(新規登録の場合のみ)
  • 「クレジットカードなど」をタップ
  • 「続ける」をタップし、画面の案内に従って新しいカードを追加
  • カード発行元で、利用者情報の確認が行われる。一部のカード発行元では、補足情報の提示や専用アプリのダウンロードが必要な場合もある
  • Apple Payでのカード使用が承認され、設定完了

Androidの場合

  • 「Google Pay」アプリをダウンロードして起動する
  • 「+ウォレットに追加」を選択
  • 「クレジットカードやデビットカード」を選択
  • 「+新しいクレジットカードかデビットカード」を選択
  • 追加したいカードをカメラで読み込むか、カード番号やセキュリティコードなどを入力する
  • カードがGoogle Payに追加されたら「続行」を選択
  • 規約を確認して「同意する」を選択
  • 「続行」を選択し、画面の案内に従って本人確認認証を行う
  • 追加したカードが画面に表示されたら「OK」を選択し、設定完了

QUICPayを使って支払いをする方法

QUICPayを使った支払方法は、基本的にスマートフォンタイプ、カードタイプともに同じです。スマートフォンタイプの場合は、iPhoneなら「ウォレット」、Androidなら「Google Pay」を起動させ、下記の流れで支払いを行います。

QUICPayを使った決済方法

  • 支払い時にQUICPayで決済することを伝える
  • 顔認証、または指紋認証を行う(iPhoneのみ)
  • 店頭の端末にかざす
  • 「QUICPay」という決済音が鳴れば支払い完了

店頭の端末が青色の点滅から青(緑)色の点灯に変わり、「QUICPay」という決済音が鳴ると、支払いは完了となります。

QUICPayを利用するときの注意点

手軽に使えて便利なQUICPayですが、限度額や支払方法などいくつかの点で注意が必要です。ここからは、QUICPayを利用するときの注意点を詳しく解説します。

1回あたりの利用限度額がある

QUICPayは、1回の支払いで利用できる限度額が2万円(税込)となり、上限を過ぎると使えなくなります。ただし、設定したカードや利用店舗によって異なりますが、「QUICPay+」に対応したApple Pay、もしくはGoogle Payで決済する場合のみ、1回の支払いに上限はなくなります。

使いすぎてしまう可能性がある

QUICPayは、スマートフォンやカードを端末にかざすだけでスピーディーに支払いができます。ただ、便利なので、「いくら使ったか」という感覚が薄れて、使いすぎてしまう可能性があります。後になって請求額に慌てないように、利用履歴を見るなどして、ご利用金額を把握しておくようにしましょう。

支払方法は1回払いのみ

QUICPayの支払方法は、1回払いのみです。クレジットカードのように、店頭で分割払いやリボ払いなど、ほかの支払方法を選択することはできません
ただし、カード会社によっては、ご利用後に、支払方法を分割払いやリボ払いに変更できる場合があります。

QUICPayの利用にもおすすめ!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード

QUICPayを利用するなら、ポイントがたまりやすい「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードです。

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、年に1回でも利用すれば、翌年の年会費も無料になるので、実質無料で使うことができます。タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。

また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。詳細は三菱UFJニコス株式会社の「WEBサイト」にてご確認ください。ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
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MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会から3カ月間はご利用金額の最大1.6%相当のポイントが還元されるほか、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
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三菱UFJカードの特長

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初めてゴールドカードを持つ人におすすめの三菱UFJカード ゴールドプレステージ

三菱UFJニコスの「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」は、タッチ決済対応で、ポイントプログラムやグルメセレクションなどのサービスが充実しているゴールドカードです。学生を除く20歳以上の人がお申し込みいただけます。WEBサイトからのお申し込みなら、初年度の年会費が無料になるので、初めてゴールドカードを持つ方でも安心です。

三菱UFJカード ゴールドプレステージは、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で利用すると、ご利用金額の最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。また、年間100万円以上利用すると、最大11,000円相当のポイントがプレゼントされます。さらに、グルメセレクションとして、厳選された国内のレストランでコースメニューをおとな2名以上で利用する際に、1名分の料金が無料になるサービスが付帯されているので、ゴールドカードならではの特典をお楽しみいただけます。
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三菱UFJカード ゴールドプレステージの特長

  • WEBサイトからのお申し込みで初年度の年会費が無料になる
  • 対象店舗で最大19%のポイントが還元される
  • 年間100万円以上を利用すると、11,000円相当のポイントがもらえる
  • タッチ決済対応で、スピーディーに支払いができる
  • 厳選された国内のレストランにておとな2名以上で利用した場合、1名分の料金が無料になる

※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

おすすめのプラチナカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、実用性とステータス性を兼ね備えたプラチナカードです。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードでは、世界1,400カ所以上で利用できる、空港ラウンジサービス、プライオリティ・パスに無料で入会できます。

また、空港から自宅へ無料配送が可能な手荷物空港宅配サービスなどのきめ細かなサービスを受けられるのは、ランクの高いプラチナカードならではといえるでしょう。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードの特長

  • 24時間・365日のコンシェルジュサービスを利用できる
  • 海外旅行傷害保険で最高1億円まで補償される(海外旅行障害保険の自動付帯分は最高5,000万円)
  • 世界1,400カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる
  • 空港から自宅までの無料の手荷物空港宅配サービスがある

クレジットカードをスマートフォンに設定して便利にQUICPayを使おう

QUICPayを使うと、スマートフォンや専用カードを端末にかざすだけで簡単に支払いが完了します。QUICPayなら煩わしい現金のやりとりも不要な上、クレジットカードのカード番号や暗証番号などを他人に見られる心配もありません。「手間なくスピーディーに支払いを済ませたい」というときに、とても便利です。
また、QUICPayを使うなら、スマートフォンにクレジットカードを設定するのがおすすめです。スマートフォン決済で、手軽にクレジットカードのポイントがたまります。
QUICPayの特長を把握した上で、日々のお買い物で上手に活用しましょう。

おすすめのクレジットカード

カード名 日常にうれしいを、
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三菱UFJカード 三菱UFJカード
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初年度 無料 無料

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22,000円(税込)
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よくある質問
QUICPayとクレジットカードの違いは?
QUICPayは、スマートフォンや専用カードを端末にかざすことで支払いができる電子マネーです。一方、クレジットカードは、商品やサービスを購入するときに後払いができるカードです。QUICPayにはクレジットカードのように単体での支払能力はなく、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードを登録して利用します。

詳しくは「QUICPay(クイックペイ)とは?」をご確認ください。
QUICPayの支払方法は?
QUICPayの支払いは、1回払いのみです。クレジットカードのように、分割払いやリボ払いなどを指定することはできません。ただし、カード会社によっては、あとから分割払いやリボ払いに変更できる場合もあります。

詳しくは「支払方法は1回払いのみ」をご確認ください。
QUICPayの欠点は何ですか?
QUICPayの欠点は、1回あたりの利用限度額があり、高額の支払いには向かないことです。また、「端末にかざすだけで支払いができる」という利便性の高さゆえに、気づかないうちに使いすぎてしまう可能性があります。支払方法が1回払いのみという点も、デメリットの1つです。

詳しくは「QUICPayを利用するときの注意点」をご確認ください。