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更新:2024年2月1日

キャッシュレス決済とは?代表的な種類とおすすめクレジットカードを紹介

キャッシュレス決済とは?代表的な種類とおすすめクレジットカードを紹介

キャッシュレス決済とは、文字どおり「現金を使わずに支払いを済ませる方法」のことです。キャッシュレス決済の種類は、クレジットカードやデビットカードをはじめ、Suicaやnanacoなどの電子マネー、各種プリペイドカード、急速に普及が進んでいるQR/バーコード決済など、実に多種多様。
それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがありますから、よく理解した上で使い分けることが大切です。ここでは、キャッシュレス決済の種類やそれぞれの特徴のほか、キャッシュレス決済を利用する際の注意点を解説します。また、キャッシュレス決済の上手な使い分け方もご紹介しましょう。

キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは、現金以外で支払う決済方法のことです。さまざまな決済方法がありますが、カードを使うタイプと、スマートフォンを使うタイプの大きく2種類に分けられます。
カードを使うタイプはクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、電子マネーなどがあり、スマートフォンを使うタイプはQRコード/バーコード決済などがあります。
それぞれメリット、デメリットがあるので、用途に応じて使い分けることがおすすめです。

キャッシュレス決済のメリットは?

キャッシュレス決済にはさまざまなメリットがあります。続いては、キャッシュレス決済の代表的なメリットを3つご紹介します。

1 現金の持ち合わせがなくても支払える

キャッシュレス決済なら、「出かけた先でお気に入りの服を見つけたものの、現金の持ち合わせがない」というときにも支払いが可能です。近所のコンビニや銀行のATMで現金を引き出しに行く必要がないため、欲しいと思ったアイテムを買い逃すことなく、その場で手に入れることができます。
ただし、1回に利用できる金額は、キャッシュレス決済の種類によって異なります。クレジットカードなら数十万円のお買い物も可能ですが、プリペイド方式の電子マネーでは、残額分しか使うことはできません。

2 精算がスピーディーでスマート

「精算が早い」というのも、キャッシュレス決済の大きなメリットです。財布の中の小銭を探ったり、釣り銭をやりとりしたりという手間がありません。
キャッシュレス決済の種類によっては、端末にスマートフォンやカードをかざすだけで支払いを済ませることが可能です。

3 支払い履歴が残る

キャッシュレス決済であれば、支払い履歴をインターネットの会員ページで確認することができます。家計簿を付けなくても、「1カ月にどれくらい使っているか」「何に対して使っているか」がわかるため、無駄遣いの防止にもつながるでしょう。

4 ポイントが還元される

キャッシュレス決済の多くが、独自のポイント還元サービスを行っています。また、キャッシュレス決済アプリにクレジットカードを登録することで、双方のポイントを受け取ることも可能です。付与されるポイント内容や還元率、ポイントの利用方法は、サービスによって変わるので、事前に確認するといいでしょう。

キャッシュレス決済の現状

まずは、日本でキャッシュレス決済がどのくらい普及しているのか、一般社団法人キャッシュレス推進協議会の調査結果を参考に、ご紹介します。キャッシュレス決済の普及を促すための、政府の取り組みについても見ていきましょう。

日本のキャッシュレス決済比率の推移

一般社団法人キャッシュレス推進協議会が公開している「キャッシュレス・ロードマップ2023」内の「キャッシュレス⽀払額と⺠間最終消費⽀出に占める⽐率」を見ると、キャッシュレス決済比率は2018年が24.1%であったのに対し、2022年は36.0%と、11.9ポイント上昇しているのがわかります。

キャッシュレス決済比率とは、国民が買い物などで支払った金額のうち、どれだけの金額がキャッシュレス決済で支払われたかを表す数値です。
なお、キャッシュレス決済の種類では、クレジットカードが最も多く利用されており、全体の8割を超えていることがわかりました。

■キャッシュレス支払額と民間最終消費支出に占める比率

※出典:一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2023

政府がキャッシュレス決済の普及を推進している

日本でキャッシュレス決済の普及が進んでいる背景として、政府の取り組みが挙げられます。
経済産業省は、2018年春に「キャッシュレス・ビジョン」を提唱し「2025年までにキャッシュレス比率40%を目指す」という目標を掲げました。
これは、東京オリンピック・パラリンピック、大阪万博と、国際的なイベントが続く中、海外からのインバウンド需要を見越した上での計画です。政府は今後もますます、キャッシュレス決済の普及に力を入れ、最終的には決済のフルデジタル化に向けてさらなる普及を期待するという方針を示しました。

キャッシュレス決済の支払い方法には3つのタイプがある

キャッシュレス決済の3つの支払い方法 ①前払いタイプ プリペイドカード ②即時払いタイプ デビットカード ③後払いタイプ クレジットカード

キャッシュレス決済の支払い方法には、「前払いタイプ」「即時払いタイプ」「後払いタイプ」の3つのタイプがあります。続いては、それぞれの支払い方法の特徴をご紹介します。

前払いタイプ

プリペイドカードなど、前払いタイプのキャッシュレス決済では、事前に現金をチャージして利用します。チャージしている金額の範囲内でしか支払いができない不便さはありますが、それは反対に「使いすぎを防げる」というメリットにもなります。

即時払いタイプ

デビットカードなど、即時払いタイプのキャッシュレス決済は、利用した直後に銀行から利用金額が自動で引き落とされる仕組みとなっています。

後払いタイプ

クレジットカードなど、後払いタイプのキャッシュレス決済では、利用金額が後日、請求される仕組みとなっています。支払いを先延ばしにできる点が後払いタイプのメリットといえるでしょう。

代表的なキャッシュレス決済の種類と特徴

キャッシュレス決済は、利用方法によって下記のように分類することができます。

■ キャッシュレス決済の利用方法と種類

キャッシュレス決済の利用方法 キャッシュレス決済の種類
主にカードを使うキャッシュレス決済 ・クレジットカード
・プリペイドカード
・デビットカード
・電子マネー
主にスマートフォンを使うキャッシュレス決済 ・スマートフォン決済
・QR/バーコード決済
・電子マネー

続いては、主なキャッシュレス決済の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

クレジットカード

クレジットカードは、さまざまなシーンで利用できるキャッシュレス決済です。ショッピングでの支払いのほか、電気・ガスなどの公共料金の支払いや、地域によっては国民年金保険料や国民健康保険料などの納付にも、クレジットカードを利用することが可能です。
利用額に応じて加算されるポイントシステムや、レストラン・ホテルなどの優待プラン、国内外で利用できる旅行傷害保険など、豊富な付帯サービスもクレジットカードの特徴といえます。

デビットカード

デビットカードもクレジットカードと同様、キャッシュレス決済ができるカードであり、種類によってはネットショッピングでも使うことができます。デビットカードは、利用するのと同時に銀行口座から利用金額が引き落とされます。クレジットカードのような審査がなく、高校生でも年会費無料で持てるなど、気軽に使える点がメリットです。
日本ではあまり普及が進んでいませんが、海外ではクレジットカードと同じように、幅広く利用されています。

電子マネー

電子マネーであれば、暗証番号を入力するといった手間がなく、専用の機器にスマートフォンやICカードをかざすだけで支払いが完了します。
電子マネーは、SuicaやPASMOといった「交通系」や、WAONやnanacoといった「流通系」などに分類できます。交通系は、各種交通機関の利用や定期券としても使える利用範囲の広さが特徴で、流通系は発行元の関連店舗で割引サービスなどを受けられることが特徴です。

なお、電子マネーの支払い方法は、前払いタイプのプリペイド型・即時払いタイプのデビット型・後払いタイプのポストペイ型の3種類に分けられます。1つの支払い方法のみに対応する電子マネーもありますし、3種類全ての支払い方法に対応する電子マネーもあります。

スマートフォン決済

スマートフォン決済は、クレジットカードや電子マネーを登録したスマートフォンで支払いができるキャッシュレス決済です。Apple PayやGoogle Payなど、専用のアプリにクレジットカードや電子マネーを登録しておけば、コンビニやスーパーなどのレジにスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。

QR/バーコード決済

QR/バーコード決済は、あらかじめ決済アプリをスマートフォンにインストールしておき、QRコードやバーコードを使って支払う方法です。QR/バーコード決済の支払い方法には、利用者がスマートフォンに表示したコードを店舗側が読み取る「ストアスキャン方式」と、店舗が掲示するコードを利用者が読み取って支払う「ユーザースキャン方式」があります。

QR/バーコード決済にはさまざまな種類がありますが、2023年2月にMMD研究所が行った調査によると、利用者が多い上位3つのサービスは以下のとおりです。

<利用者が多いQR/バーコード決済サービス>

・PayPay

PayPayは、235万店舗という非常に多くのお店で使うことができます。ユーザーシェア1位のQR/バーコード決済です。

・楽天ペイ

楽天の会員情報に登録しているクレジットカードや楽天ポイントを使って決済ができます。楽天ポイントをためている人におすすめのQR/バーコード決済です。

・d払い

d払いは、NTTドコモが運営しているQR/バーコード決済です。たまったdポイントを、携帯料金の支払いなどに利用することが可能です。

■主なQRコード決済サービスと利用者比率

主なQRコード決済サービスと利用者比率のグラフ

MMD研究所調べ(調査期間:2023年1月27日~1月31日)

キャッシュレス決済の上手な使い分け方とは?

キャッシュレス決済はいろいろあるけれど、どれをどのような場面で使ったらいいのかわからないという人もいるでしょう。続いては、キャッシュレス決済の上手な使い分け方をご紹介します。

クレジットカード決済

クレジットカードは、スーパーやコンビニ、ネットショップなど、さまざまなお店で利用が可能です。店舗によっては、電子マネーやスマートフォン決済には対応していないが、クレジットカード払いはOKという場合があるでしょう。
また、電子マネーと比べたとき、クレジットカードの限度額のほうが一般的に高く設定されていますので、高額な買い物をするときはおすすめです。

電子マネー

店舗によりますが、少額の支払いをスピーディーに済ませたいときには、電子マネーを使うのがおすすめです。特に、駅の売店や自販機などの支払いにおいて、電子マネーを使えば便利でしょう。

スマートフォン決済

スマートフォン決済は、スマートフォンさえあれば支払いが完了します。スマートフォンを肌身離さず持ち歩く人や、支払いのときに財布からカードを取り出すのが面倒という人は、スマートフォン決済をメインの支払い方法にするのもおすすめです。

クレジットカードは最も多く利用されているキャッシュレス決済

消費者庁が2022年9月に公開した「キャッシュレス決済の多様化の動向整理」によると、1年間に店舗で利用したことがある支払い方法は、現金に次いでクレジットカードが最も多く、75.2%となりました。
次に多かったのがコード決済であり、64.2%となっています。なお、電子マネーについては43.8%、デビットカードは8.4%という結果が得られています。

■1年間に店舗で利用したことがある支払い方法

1年間に店舗で利用したことがある支払い方法のグラフ

※消費者庁「キャッシュレス決済の多様化の動向整理」(2022年9月)

クレジットカードは審査が必要ですが、社会的ステータスの証明となる点が魅力のひとつといえます。
続いては、多くの人に利用されているクレジットカード決済の特徴やメリットについて見ていきましょう。

クレジットカードなら後払いが可能

クレジットカードは、後払いのシステムを採用しています。決められた締め日に、締め日以前の1カ月間のクレジットカードの利用金額を集計して、決められた支払日に口座から引き落とされる仕組みです。
クレジットカードがあれば、銀行口座の残高が心細くても、給料日を見越して買い物をすることが可能です。もちろん、無計画に使いすぎると後で困るのは自分自身。計画的に使うことが重要です。

スマートフォン決済やコード決済もクレジットカード払いでOK

Apple Payなどのスマートフォン決済やQR/バーコード決済も、登録することでクレジットカード払いにすることができます。
スマートフォン決済やQR/バーコード決済にクレジットカードを紐付けることで、スマートフォン決済やQR/バーコード決済のポイントだけでなく、クレジットカードのポイントもためることができます。
また、クレジットカードを紐付けておけば、チャージ式の電子マネーのように、残高を気にすることなく買い物ができる点もメリットです。

クレジットカードで、電子マネーにチャージできる

コンビニやスーパーなど、少額の買い物に便利な電子マネー。電子マネーのアプリにクレジットカードの情報を登録して、オートチャージの設定をしておくと、残金が設定した金額より少なくなったときに、自動的にクレジットカードからチャージしてくれます。
レジなどでチャージする手間がなくなり、より便利に使うことができるでしょう。

タッチ決済対応の三菱UFJカードなら支払い時の時間や手間を省ける!

キャッシュレス決済には年会費が実質無料で、ポイントがたまりやすい「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードです。

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、年に1回でも利用すれば、翌年の年会費も無料になるので、実質無料で使うことができます。タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。

また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。詳細は三菱UFJニコス株式会社の「WEBサイト」にてご確認ください。ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会から3カ月間はご利用金額の最大1.6%相当のポイントが還元されるほか、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

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※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

キャッシュレス決済の注意点

便利なキャッシュレス決済ですが、利用するにあたり注意したい点もいくつかあります。
続いては、キャッシュレス決済の注意点をご紹介します。

ポイント目当てで無駄遣いしない

ポイント還元が受けられるという点は、キャッシュレス決済の魅力のひとつです。しかし、ポイントをためたいという理由で、無駄遣いしないように注意しましょう。

キャッシュレス決済のみに絞るのはまだ危険

さまざまな場面での支払いをキャッシュレス決済のみに絞って、現金を一切持たないのはリスクが高いといえます。災害時などにおいて、キャッシュレス決済が利用できなくなる可能性があるからです。
万が一のときに備えて、ある程度の現金も持ち合わせておくのがおすすめです。

シーンに応じてキャッシュレス決済を使いこなそう

キャッシュレス決済の主流はやはりクレジットカードですが、それ以外にもさまざまな種類があります。特に、QR/バーコード決済は、ここ数年のあいだにいくつもの業者が参入し、対応店舗が増加しています。QR/バーコード決済やスマートフォン決済などを使う際にも、クレジットカードを紐付けておけば、クレジットカードのポイントもたまり、よりお得に利用することが可能です。
自身のライフスタイルや利用シーンにあわせて、キャッシュレス決済を上手に使い分けてください。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくある質問
キャッシュレス決済とは?
キャッシュレス決済とは「現金を使わずに支払いを済ませる方法」のこと。日本でも政府がキャッシュレス決済を推進していることもあり、急速に普及しています。

詳しくは「キャッシュレス決済とは?」をご確認ください。
キャッシュレス決済のメリットは?
キャッシュレス決済の一番のメリットは、現金の持ち合わせがなくても支払いを済ませられることです。ほかにも、会計がスピーディーだったり、支払い履歴が残ったりなど、さまざまなメリットがあります。

詳しくは「キャッシュレス決済のメリットは?」をご確認ください。
代表的なキャッシュレス決済は?
キャッシュレス決済には、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、スマートフォン決済、QR/バーコード決済など、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解して、うまく使い分けることが大切です。

詳しくは「代表的なキャッシュレス決済の種類と特徴」をご確認ください。
キャッシュレス決済の注意点は?
キャッシュレス決済を利用する際には、ポイントをためたいという理由で無駄遣いしないように気を付けましょう。また、災害時など、万が一のときに備えて、ある程度の現金も持ち合わせておくのがおすすめです。

詳しくは「キャッシュレス決済の注意点」をご確認ください。