高校生はクレジットカードを作れる?例外ケースや代替手段を解説
「ネットショッピングなどの際にカード払いができれば便利だろうな」と考える高校生もいるのではないでしょうか。クレジットカードの申し込みは原則として18歳以上でも高校生は対象外ですが、条件によっては申し込めるケースがあります。
ここでは、高校生がネットショッピングなどでカード払いする方法をご紹介します。また、例外として高校生がクレジットカードを持てるケースについてもご紹介しましょう。
この記事でわかること
- 18歳以上でも高校生は原則としてクレジットカードを作れない
多くのカード会社が18歳以上であってもクレジットカードの申込条件を「高校生は除く」としているため原則として高校生はクレジットカードを作ることはできません。
- 例外ケースとして高校生でもクレジットカードを持てることがある
海外留学や卒業年度などカード会社が指定する条件に該当する場合は、例外ケースとして高校生でもクレジットカードを持てることがあります。
- 学生におすすめのクレジットカード
三菱UFJカードは高校卒業年度の10月1日以降のお申し込み、かつ卒業後の進路が決まっている場合は、学生用のクレジットカードを申し込める場合があります。詳細は三菱UFJカードをご確認ください。
高校生は原則としてクレジットカードは作れない
クレジットカードによって申込条件は異なりますが、多くのカード会社では、「高校生を除く18歳以上」を申込対象にしているため、原則として高校生はクレジットカードを作ることができません。
クレジットカードは、利用した金額が後日引き落としされる後払いの仕組みのため、安定した収入や返済能力が必要になります。18歳未満の場合、たとえアルバイト収入があったとしても、学業との両立や継続性などの観点から十分な返済能力を認めにくいといえるでしょう。
ただし、「三菱UFJカード」のように、高校卒業年度の10月1日以降のお申し込み、かつ卒業後の進路が決まっている場合は、高校生でも学生用のクレジットカードを申し込めることもあります。
高校生でもクレジットカードを持てる例外ケースとは?
前述した卒業年度のような条件以外に、高校生でも例外的に、クレジットカードを持てる場合があります。それは、高校生が海外に留学するケースです。
海外では、クレジットカードは身分証明書代わりに使われることがあり、提示できないと場合によってはホテルの宿泊などを断られることもあります。そのような不便さを考慮して、海外留学が目的であるなら、高校生であっても家族カードを申し込めるカード会社があります。
家族カードは、クレジットカードの名義人の家族に追加で発行できるカードで、同様の付帯サービスを受けることが可能です。また、契約者である親の信用情報をもとに発行されるため、新規にクレジットカードを申し込む必要はありません。
高校生への家族カードの発行に関する規定は、カード会社によって異なりますので、高校生で留学や長期の海外旅行などの予定がある人は、あらかじめカード会社に確認しておくといいでしょう。
18歳未満の高校生でも使えるカード
原則としてクレジットカードは18歳以上でなければ申し込めませんが、18歳未満の高校生が利用できるカードとして、デビットカードやプリペイドカードがあります。いずれもキャッシュレス決済として利用できるカードですので、詳しく見ていきましょう。
デビットカード
18歳未満の高校生でも、デビットカードであれば持つことができます。デビットカードは、審査も必要なく、一般的には15歳以上から持つことが可能です。
デビットカードもクレジットカードと同様、キャッシュレス決済ができるカードであり、種類によっては海外やネットショッピングで使うことができます。また、デビットカードはクレジットカードと異なり、引き落とし口座の範囲内でしか使えないため、使いすぎの防止にも役立つでしょう。
デビットカードによってはApple PayやGoogle Payと連携することもできるので、幅広い場面で使うことができます。
プリペイドカード
プリペイドカードは事前に入金した金額まで利用が可能なカードです。基本的に年齢制限や審査はなく、カードを購入すれば持つことが可能です。
プリペイドカードは、あらかじめ1,000円や5,000円など使える金額が決まった「使い切り型」と、チャージ(入金)して使う「チャージ型」があります。チャージの方法はカードによって異なりますが、ATMや指定のWEBサイトから行う方法などがあります。
いずれにしても使える金額はカードの残高になるため、使いすぎ防止にも役立つでしょう。
クレジットカードとそのほかのカードを比較
カード会社などの条件によって多少違いはありますが、クレジットカードとデビットカード、プリペイドカードを比較すると以下の表のようになります。
■ クレジットカードとデビットカード、プリペイドカードの違い
| クレジットカード | デビットカード | プリペイドカード | |
|---|---|---|---|
| 支払いのタイミング | 月ぎめ後払い | 即時引き落とし | 事前に入金 |
| 年齢制限 | 原則18歳以上(高校生不可) | 原則15歳以上(中学生不可) | 原則年齢制限なし |
| 審査 | あり | 原則なし | 原則なし |
| 支払回数 | 1回払い、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い | 1回払いのみ | 1回払いのみ |
| 利用限度額 | カード会社の審査によって決まる | 銀行口座の残高、または自身で設定した利用限度額の範囲内 | 入金した残高の範囲内 |
| 利用できる場所 | 国際ブランドの提携加盟店 | 国際ブランドの提携加盟店(ブランドデビット) | プリペイドカード払いが対象の加盟店 |
| 家族カード | あり | あり | なし |
※2025年9月時点
高校生の場合は、クレジットカードが原則として利用できないため、デビットカードやプリペイドカードを利用したいシーンにあわせて選ぶようにしましょう。
高校を卒業すれば、クレジットカードを持つことができる
原則、高校を卒業すればクレジットカードを持つことができます。なお民法の改正により、2022年4月1日からは満18歳になっていれば成年とみなされます。これまで18歳~19歳の人はクレジットカードの申し込みの際に親権者の同意が必要でしたが、法改正後は不要となりました。
※三菱UFJカード(ディズニーカード含む)、スヌーピーカード、NICOSカード、VIASOカードは、高校卒業年度の10月1日以降のお申し込み、かつ卒業後の進路が決まっている場合は学生用のクレジットカードをお申し込みいただけます。
学生向けのおすすめカードは?
学生がクレジットカードを選ぶときのポイントとして、「年会費が負担にならないか」「ポイント還元率が高いか」「学生専用のサービスが用意されているか」といった点に着目しましょう。
学生で収入がない場合は、年会費が無料のクレジットカードがおすすめです。また、ネットショッピングをする機会が多い人は、ネットショッピングで利用するとボーナスポイントがもらえるなどのサービスが用意されているクレジットカードを選ぶといいでしょう。
旅行に行く機会が多い人の場合、旅行傷害保険のサービスが充実しているクレジットカードがおすすめです。
初めてのクレジットカードにもおすすめ!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード
- (*1)対象店舗によってはアメリカン・エキスプレス®のカードは優遇対象外となります。
- (*2)還元率は、1ポイント5円相当の商品に交換した場合のレートです。1ポイントの交換比率は交換商品により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。
- (*2)最大20%ポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。くわしくは遷移先をご確認ください。
「三菱UFJカード」は、高校卒業年度の10月1日以降のお申し込み、かつ卒業後の進路が決まっている場合は、高校生でも学生用のクレジットカードを申し込める場合があります。
三菱UFJカードは、年会費が永年無料でタッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。
また、セブン‐イレブンやオーケーなどの対象店舗(*1)で三菱UFJカードを利用すると、ご利用分の最大20%(*2)相当のポイントが還元されます。
ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。対象店舗によってはアメリカン・エキスプレス®のカードは優遇対象外となります。還元率は、1ポイント5円相当の商品に交換した場合のレートです。1ポイントの交換比率は交換商品により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。最大20%ポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。くわしくはこちら。
そのほか、「MDCアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
三菱UFJカードの特長
- 年会費が永年無料で利用できる
- 対象店舗(*1)のご利用分が最大20%(*2)ポイント還元される
- POINT名人.comを利用すると、ボーナスポイントもたまる
- MDCアプリのWEB明細を家計簿代わりに使える
- (*1)対象店舗によってはアメリカン・エキスプレス®のカードは優遇対象外となります。
- (*2)還元率は、1ポイント5円相当の商品に交換した場合のレートです。1ポイントの交換比率は交換商品により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。
- (*2)最大20%ポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。くわしくはこちら。
高校生がクレジットカードを使う場合の注意点
高校生は原則としてクレジットカードを持てませんが、海外留学や卒業年度の条件に該当する場合などで例外として持てることもあります。初めてクレジットカードを使う際には、気をつけたいポイントがいくつかあります。
支払可能な金額を意識する
クレジットカードは、手元に現金がなくてもお買い物ができる便利な仕組みですが、計画的に利用しないと使いすぎてしまうリスクがあります。口座残高を踏まえて無理なく支払える金額を考え、その金額を超えないように意識することが大切です。また、クレジットカードで支払った内容はWEB明細で確認できるので、日々の支出を意識しながら管理しましょう。
クレジットカードの貸し借りをしない
クレジットカードは、カード会社の規約によりカードの名義人以外の利用は原則として禁止されています。また、クレジットカードの貸し借りは不正利用のトラブルなどにも発展する可能性があります。友人や知人、たとえ家族であってもクレジットカードの貸し借りをしてはいけません。
暗証番号を人に教えない
クレジットカードの暗証番号は、支払い時にカード所有者本人であることを証明し、不正利用を防止するセキュリティ機能のひとつでもあります。そのため、たとえ家族であってもクレジットカードの暗証番号を教えないことが大切です。
暗証番号は基本的に申し込みの際に設定しますが、推測されやすい自分の生年月日や電話番号などは避けるようにし、慎重に管理しましょう。
高校卒業後はクレジットカードを計画的に使おう
原則として、高校生はクレジットカードを持つことはできません。しかし、デビットカードなら、クレジットカード同様に使うことができますし、高校を卒業すればクレジットカードを作ることも可能です。
高校卒業年度の条件に該当すれば申し込めるクレジットカードもあるので、さまざまなカードの情報を確認しておきましょう。
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2025年9月時点の情報に基づき作成しております。
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特典については執筆時点から情報が改定される場合があります。最新情報は公式サイトをあわせてご確認ください。
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年会費 |
初年度 | 永年無料 | 無料 (オンライン入会限定) |
22,000円(税込) |
| 次年度以降 | 永年無料 |
11,000円(税込) |
22,000円(税込) |
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| 特長 |
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| 最短発行期間 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 最短3営業日 | |
対象店舗によってはアメリカン・エキスプレス®のカードは優遇対象外となります。
還元率は、1ポイント5円相当の商品に交換した場合のレートです。1ポイントの交換比率は交換商品により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。
最大20%ポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。くわしくはこちら。
- 高校生でもクレジットカードを作れる?
- クレジットカードは多くの場合、高校生を除く18歳以上の人が申し込み対象になっています。しかし、例外的に、海外に留学する場合は、高校生であっても家族カードを申し込めることもあります。その理由は、海外ではクレジットカードが身分証代わりに使われることがあるため、身分証の提示ができないといった不便さを考慮しているからです。高校生への家族カードの発行に関する規定はカード会社によって異なりますので、留学や長期の海外旅行などの予定がある人は、あらかじめカード会社に問い合わせておくといいでしょう。
詳しくは「高校生でもクレジットカードを持てるケースとは?」をご確認ください。 - 高校生が使えるカードはありますか?
- 高校生は、クレジットカードは持てませんが、デビットカードなら持つことができます。デビットカードは、クレジットカードと同様にキャッシュレス決済ができるカードのことです。利用すると即時に、引き落とし口座から利用代金が引き落とされるのが特徴です。デビットカードは引き落とし口座の範囲でしか利用ができないため、使いすぎを防ぐことができるでしょう。
詳しくは「デビットカード」をご確認ください。 - 家族カードとは何ですか?
- 家族カードとは、親が持っているクレジットカードと同等の付帯サービスを受けることができるカードのことです。契約者である親の信用情報をもとに発行されるため、新規にクレジットカードを申し込む必要はありません。ただし、家族カードの申込者対象は、カード会社によって異なりますので、WEBサイトで確認しておきましょう。
詳しくは「高校生でもクレジットカードを持てるケースとは?」をご確認ください。
