クレジットカードの基礎知識
2020年5月25日 
(更新:2021年9月27日)

クレジットカードの国際ブランドってどう違うの?特長・違いと選び方

クレジットカードの「国際ブランド」をご存じですか?これは、クレジットカードの発行元とは異なります。国際ブランドの知識は、特に海外でクレジットカードを使うときには欠かせません。
ここでは、国際ブランドとは何かについてと、それぞれどのような特長があるのかを見ていきましょう。

クレジットカードの「国際ブランド」とは?

クレジットカードでしばしば混同されるのが、「国際ブランド」と「カードブランド」です。何かと混乱のもとになりますから、まずこの2つをしっかり区別しておきましょう。

国際ブランドはクレジットカードを世界で使うためのシステムを持つ

クレジットカードは日本国内だけではなく海外でも利用できますが、この「世界で利用する」ための決済システムのネットワークを持つのが国際ブランドです。

国際ブランドには、VisaやMastercard®などがあります。こうした各ブランドが独自に決済システムのネットワークを持っており、ライセンスをカード会社に発行しています。
店舗の入り口やレジの周りに国際ブランドのアクセプタンスマークがある店舗は、加盟店としてその決済システムを導入しているので、その国際ブランドマークがついたクレジットカードを利用できるのです。

カードブランドはクレジットカードの発行元

カードブランドとは、クレジットカードの発行元が持っているブランドのことをいいます。
発行元とはクレジットカードを発行する会社のことで、「カード会社」や「イシュア」とも呼ばれます。

例えば、三菱UFJニコスというカード会社が、「MUFG」「NICOS」「DC」などのカードブランドを持っており、これらのブランドと契約を結んだ加盟店でクレジットカードを利用することができるという仕組みです。

ただし、カードブランドは、海外でクレジットカードを利用できる決済システムを持っていません。ですから、カード会社は国際ブランドと提携し、海外でも利用できるようにしているのです。

国際ブランドがついたデビットカードやプリペイドカードが増えている

最近は、国際ブランドがついているデビットカードやプリペイドカードも増えています。こうしたカードも、クレジットカードと同じように加盟店で利用できます。
ただし、デビットカードやプリペイドカードの決済システムに対応していない店舗もあり、そうした場所では利用できません。

国際ブランドの役割とは?

日本でクレジットカードが発行された当初は、日本国内のお店でしか利用することができませんでした。しかし、海外旅行が一般的になるにつれて、日本国内でしか使えないクレジットカードでは役に立たないという声が大きくなりました。
そこで、世界的な加盟店ネットワークを持つ国際ブランドをセットして、海外でも日本国内と同じように使えるクレジットカードが発行されるようになったのです。
空港ラウンジの利用、ホテルやレストランの優待、旅行保険による万一の際の補償など、国内と同様のサービスを海外でも受けることができます。

国際ブランドは大きく2つのタイプに分けられる

クレジットカードの国際ブランドはいくつかありますが、「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」の2つのタイプに分けることができます。それぞれのタイプについてご説明しましょう。

決済カードブランドは決済システムに特化したブランド

決済カードブランドは、決済機能の利便性が高いブランドです。Visa、Mastercard®、JCBが決済カードブランドにあたります。
VisaやMastercard®は、自社でクレジットカード本体は発行しておらず、ライセンスのみを発行しています。

T&Eカードブランドは付帯サービスが充実している

T&Eとはトラベル&エンターテインメントのことで、旅行やエンターテインメントに関するサービスやサポートが充実しているカードブランドをT&Eカードブランドといいます。
Diners Clubやアメリカン・エキスプレス®がこのブランドにあたります。

付帯サービスが充実しているだけではなく、カードブランドそのもののステータスが高いことも特長のひとつといえるでしょう。

決済カードとT&Eカードの垣根は低くなってきている

これまでは、決済カードブランドとT&Eブランドカードで、役割が分けられていました。ですが、近年は決済カードブランドとされていたMastercard®やJCBが、T&Eに関するサービスに力を入れています。
また、国際ブランド同士が提携することで決済システムのネットワークが広がっているため、決済カードブランド、T&Eカードブランドという区別はなくなりつつあります。

世界をカバーする7大国際ブランドとその特長

国際ブランドというと、Visa、Mastercard®、アメリカン・エキスプレス®、JCB、Diners Clubが「5大国際ブランド」として知られています。近年では、急速に利用者を増やしている中国のブランド「銀聯(ぎんれん)」、アメリカを中心にシェアを広げている「ディスカバー」を加えて、「7大国際ブランド」といわれています。

世界をカバーするトップブランドの「Visa」

知名度とシェアにおいてトップに位置する国際ブランドがVisaです。1950年代後半に、バンク・オブ・アメリカがクレジットカードを発行したのがVisaの基礎となりました。世界中に加盟店ネットワークを持っているので、主要先進国はもちろん、多くの国で不便を感じることなく利用できます。日本国内でもクレジットカード払いを扱う店舗のほとんどが対応しています。

手厚いサービスが魅力の「Mastercard®」

Visaに続く世界シェアを持つのがMastercard®です。VisaかMastercard®のいずれかがあれば、どこに行っても困ることは少ないでしょう。Mastercard®はヨーロッパ方面に強いといわれており、アメリカに強いVisaと対照的な国際ブランドといえます。
Mastercard®は「プライスレス」のキャッチコピーが有名です。また、2019年に日本を沸かせたラグビーワールドカップをはじめ、さまざまなスポーツで公式スポンサーになっています。

ステータスカードの先駆者「アメリカン・エキスプレス®」

ほかの国際ブランドに先駆けて、ゴールドカードを発行したカード会社がアメリカン・エキスプレス®です。アメックスのゴールドカードといえばステータスカードの代名詞でしたが、その後もさらに上位のステータスカードを次々と発行しています。

アメリカン・エキスプレス®は年会費が高めですが、それに見合うだけの充実したサービスが特長です。その内容は同クラスの他社クレジットカードと比較するとワンランク上とされます。元々、トラベラーズチェックの発行会社が母体となっているため、旅行やエンターテインメントに強いブランドといえます。

唯一の日本発の国際ブランド「JCB」

日本唯一の国際ブランドがJCBです。国際的な知名度やシェアの面ではほかの国際ブランドに比べてやや弱いところもありますが、北米で広く利用されているカードブランド「ディスカバー」と提携したことで、海外での利便性は大きく向上しました。

ハワイや韓国、台湾、グアムなど、日本人になじみの深い観光地には、カード会員向けラウンジである「JCBプラザ」が常設されており、レストランやアクティビティの予約などを日本語で気軽に相談できます。
JCBは電子マネー「QUICPay」サービスの提供元でもあり、発行元によってはクレジットカードとQUICPayの一体型カードを選ぶこともできます。一体型のカードなら、場面や用途にあわせてクレジットカードと電子マネーを賢く使い分けることができます。

クレジットカードの原点「Diners Club」

世界で初めて誕生したとされるクレジットカードのブランドがDiners Clubです。富裕層向けの戦略を採ってきたことや、年会費が高額であることから、現在でもステータスカードというイメージが根強いようです。
そのイメージに恥じないサービスがDiners Clubの特長。利用限度額に一律の制限がないこと、最高1億円までの海外旅行保険が付帯されていることなど、プレミアムなサービスが用意されています。

急速に拡大する中国発のブランド「銀聯」

近年、急速に利用者を増やしているのが中国発のブランドである銀聯です。中国人民銀行の主導によって作られたものです。中国では銀行口座を作ると同時に銀聯カードが発行されるため、短期間のうちに世界最大の発行枚数を誇るまでになりました。
最近では、台湾やシンガポールでも加盟店が増えていますが、中国へ行くなら銀聯は必須でしょう。現地にはVisaやMastercard®が使えないお店もありますし、ビジネスシーンであれば「銀聯カードを持っていることで相手に信用される」という効果もあるようです。ビジネスだけでなく、中国に出かけるならば、準備しておいて損はありません。

他ブランドとの提携でシェアを広げる「ディスカバー」

ディスカバーは、アメリカのディスカバー・フィナンシャル・サービシズが発行しているクレジットカードです。
ディスカバーはクレジットカードとしての歴史はまだ浅く、1985年にアメリカの百貨店シアーズを運営する企業が発行を開始しました。当時は、アメリカ国内とカナダの一部のみで利用できるクレジットカードでした。その後、2005年に中国の銀聯カードと提携したことで、国際ブランドとなったのです。さらに、2006年にはJCBと提携し、ネットワークが広がっています。

ディスカバーは、アメリカやカナダなどの北米地域では約5,000万人を超える会員を持っているといわれています。銀聯カード、JCBカードとの提携で国際カードブランドとしての知名度やシェアを高めつつありますが、日本国内でディスカバーのクレジットカードを発行しているカード会社はまだありません。

自分の用途にあったブランドを選ぼう

国際ブランドにはそれぞれ特長があります。どこへ行っても利用できる安心感ではVisaかMastercard®、旅行やエンターテインメント分野での付帯サービスを重視するならアメリカン・エキスプレス®かJCBといった具合に、クレジットカードの用途を踏まえて選択するのがおすすめです。

よくある質問
クレジットカードの国際ブランドとは?
国際ブランドとは、クレジットカードを世界で使うための決済システムのネットワークを持つブランドのことです。各ブランドが独自に決済システムのネットワークを持っており、カード会社にそのライセンスを発行しています。

詳しくは「クレジットカードの「国際ブランド」とは?」をご確認ください。
国際ブランドとカードブランドの違いとは?
クレジットカードの発行元となるブランドのことを、カードブランドといいます。カードブランドは海外でクレジットカードを利用できる決済システムのネットワークを持っていないため、海外でもクレジットカードを利用できるように、国際ブランドと提携しているのです。

詳しくは「クレジットカードの「国際ブランド」とは?」をご確認ください。
国際ブランドの役割とは?
日本でクレジットカードが発行された当初、クレジットカードは日本国内のみで利用可能でした。その後、海外旅行が一般的になるにつれ、海外でも利用できるクレジットカードの需要が高まったため、カード会社が国際ブランドと提携し、海外でも利用できるクレジットカードが発行されるようになったのです。

詳しくは「クレジットカードの「国際ブランド」とは?」をご確認ください。

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