病院でクレジットカードは使える?医療費をカード払いする際の注意点を解説
病院では、検査や治療内容によって、多額の費用が必要となることがあります。そんなとき、クレジットカードが使えれば安心です。ここでは、クレジットカード払いのメリットや注意点を解説します。
この記事でわかること
- 病院によってはクレジットカード払いが使える
救急医療機関などではクレジットカード払いの導入率は高い傾向にあります。ただし、小規模な病院だと設備の導入費や決済手数料の負担などが重く、使えないこともあります。
- 医療費をクレジットカード払いする際の注意点
検査のために医療費が高額になるケースがあります。クレジットカードが使える近所の病院の確認やクレジットカードのご利用可能枠を引き上げる対応が必要です。
- 医療費をクレジットカードで支払うなら普段使いしやすくお得なカードがおすすめ
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クレジットカード対応の病院が増えてきている
病院でもクレジットカード払いに対応しているところは増えています。ただし、すべての病院でクレジットカード払いが使えるわけではありません。まずは、病院でのクレジットカードの普及状況や、使えない背景などを見ていきましょう。
病院におけるクレジットカード決済の普及状況
厚生労働省「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査結果報告書」(2024年3月)によると、クレジットカード決済やデビットカード決済を導入している病院は全体の62.6%です。導入を検討している病院は1.5%で、まだ導入していない病院もあります。
ただし、以下の図のように、救急医療機関や拠点病院での導入率は高く、救急医療機関では80%、拠点的な医療機関では93.7%など、多くの施設で導入が進んでいることがわかります。
病院は料金システムがわかりにくいため、「いくらくらいになるかわからず、お金が足りなかった」ということもあるかもしれません。また、夜間の急な体調変化やケガなどで救急外来にかかった場合、お金をATMから引き出す余裕がない場合もあります。
そんなときにクレジットカードを利用できれば安心でしょう。
なぜクレジットカードを使えない病院がある?
総務省が国立病院や国立大学病院などに対し、2012年頃からクレジットカード決済を導入するよう呼びかけ、それ以降は大規模な病院でクレジットカード決済の導入が進んでいます。
しかし、小規模な医療機関においては、設備の導入にかかる費用や、カード会社に支払う決済手数料の負担が重く、導入へのハードルが高いというのが現状です。そのため、クレジットカード決済を導入していても、クレジットカード払いは自費診療のみに限定している病院もあります。
一方で、一部の自治体ではキャッシュレス化を推進するため、公立病院のクレジットカード払い等の決済手数料を自治体が負担する取り組みを行っています。これは患者サービスの向上だけではなく、現金の持ち合わせがない場合に、その後も未回収となるリスクを防ぐ目的もあり、このような背景から導入が進めれられているのです。
※参考:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「令和2年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業 (キャッシュレス決済の利用シーン拡大に向けた調査事業) 報告書 ―医療分野におけるキャッシュレス決済の普及促進パート―」(2021年3月)
調剤薬局におけるクレジットカード決済の普及状況
調剤薬局においても、一部の店舗では、クレジットカード払いができるようになってきました。主に、全国チェーンの大手薬局やドラッグストアが、クレジットカード決済を導入しています。
小規模の調剤薬局においては、前述の医療機関と同じく、設備の導入にかかる費用や、カード会社に支払う手数料負担が大きく、導入したくてもできないというのが実状のようです。
今後も加速するキャッシュレス化の波を受け、クレジットカード決済の導入を検討する調剤薬局は増えていくかもしれません。
病院でクレジットカード払いするメリットは?
続いては、医療費をクレジットカードで支払うメリットをご紹介します。主なメリットとして、以下の3つがあります。
医療費をクレジットカード払いする主なメリット
- 手元に現金がなくても医療費を支払える
- 高額な医療費の負担軽減や先延ばしができる
- 医療費でポイントをためられる
手元に現金がなくても医療費を支払える
医療費をクレジットカードで支払うメリットとして、現金を準備できなかった場合でも受診できる点はとても便利です。夜間に体調を崩して救急外来にかかったときなど、現金を準備する時間がない場合でも、クレジットカードがあれば医療費を支払えます。
また、審美歯科や美容医療などの自費診療は高額になりがちですから、大金を持ち歩くことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。クレジットカード払いであれば大金を持ち歩かなくて済みます。
高額な医療費の負担軽減や先延ばしができる
高額な医療費が必要となるとき、クレジットカード払いの場合、支払方法によっては毎月の返済負担を軽くしたり支払いを先延ばしにしたりできる点もメリットといえるでしょう。
分割払いやリボ払いであれば、手数料はかかりますが、毎月の返済負担を軽くすることができます。また、病院にかかる時期によっては、ボーナス一括払いを選択することで、支払いを数カ月先延ばしにすることができます。
医療費でポイントをためられる
クレジットカードは病院で使っても、ご利用金額分のポイントを獲得することができます。特に、通院が複数回となる場合は、毎回クレジットカード払いを選択することで、定期的にポイントをためられるでしょう。
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クレジットカード払いでも医療費控除の対象になる
クレジットカード払いや現金払いなど支払方法にかかわらず、医療費は医療費控除の対象になります。医療費控除は、1月1日から12月31日までの1年間の医療費が一定額を超えた場合に適用される、所得控除の1つです。
クレジットカード払いの場合、引き落とし日ではなく、医療機関で支払った日が属する年に医療費控除を申請します。例えば、2025年12月28日に医療費をクレジットカード払いした場合は、2025年分として申請します。
分割払いやリボ払いの手数料は医療費控除の対象外
前述のとおり、病院でのクレジットカード決済にはメリットがありますが、注意すべき点があります。
分割払いやリボ払いで支払った場合、ご利用金額とは別に手数料が加算されますが、この手数料は医療費控除の対象外となります。
高額な治療費が必要となるとき、分割払いやリボ払いを選択すれば、毎月の支払負担を減らすことができますが、手数料は医療費控除の対象とならないことを覚えておきましょう。
医療費をクレジットカード払いする際の注意点
病院の窓口で支払う医療費は、意外と高額になることがあります。健康保険を使えば、医療費の自己負担は最大3割で済みますが、各種検査や処置を受けると思わぬ額となり、窓口で慌てることもあるかもしれません。病院にかかる際は以下の点に注意しましょう。
医療費をクレジットカード払いする際の主な注意点
- クレジットカードが使える近所の病院をチェックしておく
- クレジットカードのご利用可能枠を引き上げておく
クレジットカードが使える近所の病院をチェックしておく
急激な体調変化が起こったときなど、いざというときに備え、クレジットカード決済に対応する病院や薬局を、住まいの近くで見つけておくことが大切です。
MRIやレントゲン、採血、超音波などによる検査や診断は、意外と費用がかかるので注意が必要です。病院での診察では、「念のためレントゲンを撮っておこう」といったように、予測していなかった検査を行うことになる場合もあります。そんなとき、思っていたより医療費がかかり、慌ててしまうこともあるかもしれません。
そのため、普段からクレジットカード決済が可能な病院を確認しておけば、万が一の際に慌てずに済むでしょう。
クレジットカードのご利用可能枠を引き上げておく
高額な医療費の場合、クレジットカードのご利用可能枠を超えてしまう可能性があります。その場合は、カード会社に申請して、一時的にクレジットカードのご利用可能枠を増やすことができます。
ご利用可能枠の増枠には、基本的に「一時的に増枠」と「継続的に増枠」があり、目的に応じて選択することが可能です。使いすぎが不安な場合は「一時的に増枠」を選ぶ方法もあります。
ただし、いずれの増枠もカード会社による審査がありますので、あらかじめわかっている場合は余裕をもって申請するようにしましょう。
病院でのクレジットカード決済は便利で安心
クレジットカードで医療費を支払える病院は増えてきています。クレジットカード決済は、利用者にとっても病院にとってもメリットがある支払方法であり、今後も広まると予測できます。
しかし現状、すべての病院がクレジットカード決済に対応しているわけではありません。ケガや病気は、いつ誰の身に降りかかるのか予測できませんので、かかりつけ医やお近くの病院でクレジットカードが使えるかどうか、確認しておくといいでしょう。
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2025年9月時点の情報に基づき作成しております。
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記事内容については執筆時点から情報が改定される場合があります。最新情報は公的機関のWEBサイトや公式サイトなどをあわせてご確認ください。
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11,000円(税込) |
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対象店舗によってはアメリカン・エキスプレス®のカードは優遇対象外となります。
還元率は、1ポイント5円相当の商品に交換した場合のレートです。1ポイントの交換比率は交換商品により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。
最大20%ポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。くわしくはこちら。
- 病院でクレジットカードは使えますか?
- クレジットカード払いに対応した病院であれば使えます。現在では、すべての病院でクレジットカード払いが使えるわけではありません。救急医療機関や拠点病院でのクレジットカード払いの導入率は高い傾向にありますが、小規模な医療機関においては、導入していなかったり、クレジットカード払いを自費診療のみに限定している病院もあります。医療費は高額になることもあるため、あらかじめクレジットカード払いを利用できる病院か確認しておきましょう。
詳しくは「クレジットカード対応の病院が増えてきている」をご確認ください。 - 病院でクレジットカード決済を使うメリットは?
- 病院でクレジットカード決済を使うメリットとして、救急外来などで現金を準備する時間がなかった場合でも支払いができることやクレジットカードのポイントがためられることが挙げられます。また、高額な医療費が必要となるときに大金を持ち歩かなくてよく、分割払いやリボ払いを利用することで毎月の負担額を軽くできることもクレジットカード決済のメリットといえるでしょう。ただし、分割払いやリボ払いの際にかかる手数料は医療費控除の対象にはなりませんのでご注意ください。
詳しくは「病院でクレジットカード払いするメリットは?」をご確認ください。 - 病院で使うのにおすすめのクレジットカードは?
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詳しくは「年会費無料でポイント還元率がお得な三菱UFJカード」「病院で使うなら、健康相談ができるクレジットカードがおすすめ」をご確認ください。
