クレジットカードの基礎知識
更新:2023年11月27日

20代の平均貯金額は?必要な額やお金をためるポイントを解説

20代の平均貯金額は?必要な額やお金をためるポイントを解説

20代は新社会人として働きだす人が多く、貯金を始めるにはいいタイミングといえます。しかし、一般的に20代のうちは給与が高くなく、なかなか貯金をするのは難しいかもしれません。とはいえ、これから先どのような人生を描くとしても、結婚や子育て、住宅の購入などのライフイベントではお金が必要になります。そのため、若いうちから少しずつ貯金をして、資産形成していくことはとても大切です。では、20代の場合、どれくらい貯金をしていればいいのでしょうか。
ここでは、20代の平均貯金額や貯金額の目安のほか、効率良く貯金するためのポイントをご紹介します。

20代の平均貯金額と貯金をしている割合

金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代の平均預貯金額は87万円で、株式などを含めた金融資産保有額の平均は176万円でした。
20代の中で、金融資産を保有しているのは57.9%で半数以上の人が何かしら貯金をしていることになります。
では、どれくらいの資産を持っているのか、金額ごとの割合も見ていきましょう。

■ 20代の金融資産保有額と割合

金融資産保有額 割合
100万円未満 39.0%
100万~200万円未満 19.8%
200万~300万円未満 11.0%
300万~400万円未満 7.9%
400万~500万円未満 4.4%
500万~700万円未満 6.3%
700万~1,000万円未満 4.4%
1,000万~1,500万円未満 1.9%
1,500万~2,000万円未満 0.6%
2,000万~3,000万円未満 0.6%
3,000万円以上 0.9%

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)

上記の表のとおり、20代の金融資産保有額は、100万円未満が39.0%と最も高くなっており、平均貯金額とも近しい結果となっています。
ただし、平均値は、最小や最大の数値がかけ離れた外れ値によって、集計結果に影響が出やすいものです。
ですから、自分の貯金額と比較する上では、平均値とあわせて中央値も見ていくといいでしょう。中央値は、データを大きい順に並べたときに、中央に来る数値のことを指します。

前述の調査結果によると、20代の貯金額の平均値176万円に対し、中央値は20万円でした。平均値よりも中央値のほうが近いと感じる人もいるのではないでしょうか。なお、平均値も中央値もあくまで参考としてください。

20代前半と後半の平均年収

続いては、20代の平均年収も見ていきましょう。国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(2023年)によると、20代前半と後半に区分すると、平均年収は下記のとおりです。

■ 20代の平均年収

年齢区分 平均年収
20~24歳 273万円
25~29歳 389万円

※国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(2023年)

全世代の平均年収は458万円ですから、20代はそれに比べると低くなっています。また、この年収は、所得税や社会保険料などを天引きする前の給与のことです。これよりも2割ほど少ない手取りから毎月の生活費を差し引き、残りを貯金に回すということになります。

20代の平均貯金額と中央値

次に、20代の貯金額の平均値と中央値も年収別で見ていきましょう。年収が高くなるにつれて、貯金額も増える傾向があるといえます。
なお、750万~1,000万円未満はデータ集計総数に偏りがあるため、低い数値になっていますのでご注意ください。

■ 20代の年収ごとに分けた貯金額の平均値と中央値

年収 貯金額の
平均値
貯金額の
中央値
無収入 18万円 0円
300万円未満 99万円 9万円
300万~
500万円未満
203万円 100万円
500万~
750万円未満
850万円 295万円
750万~
1,000万円未満
100万円 100万円
1,000万~
1,200万円未満
1,367万円 1,800万円
1,200万円以上 0円 0円

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)

ライフイベントにかかる費用と貯金額の目安

貯金額は年収ごとに差はありますが、一般的には、収入の1~2割程度を毎月貯金できるといいといわれています。また、20代は結婚や子育て、住宅の購入などを考えていく世代でもあるので、今後のライフイベントにかかる費用を知っておくことも、貯金額を考える上では大切です。
ライフイベントによっては、まとまった額のお金が必要になるものがあります。ここでは、主なライフイベントにかかる費用を見ていきましょう。

■ 主なライフイベントと費用の目安

ライフ
イベント
費用(平均) 説明
結婚 303万8,000円 2021年4月~2022年3月に挙式・披露宴、ウェディングパーティーを実施した人の平均額。昨年比11.5万円増加。
出産 46万2,902円 2021年度の公的病院、私的病院、診療所を含む入院・分娩など出産費用の平均額。
住宅購入 建売住宅:
3,719万円
マンション:
4,848万円
住宅費用は地域によって差が開きやすく、首都圏は高額になりやすい。また、中古の場合、建売住宅が2,704万円、マンションが3,157万円。

※結婚:リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ」(2023年)
※出産:厚生労働省「出産育児一時金について」(2022年)
※住宅購入:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」(2023年)

上記で挙げた以外に、留学や起業などを考える人もいるでしょう。また、ケガや病気で入院する場合もありますので、万一の際に備えておくには、ある程度貯金があったほうが安心です。貯金額の目安として、収入が途絶えても、しばらく生活していけるよう、少なくとも3カ月~6カ月分の生活費を蓄えておくといいでしょう。

いくらあれば安心?20代、毎月の貯金額の目安

一般的に貯金に回す金額の目安は、毎月の収入の1~2割程度といわれています。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」でも、20代が手取り収入から貯金に回す割合は平均16%で、一般的な貯金額の目安と近い結果となっています。

20代前半の平均年収273万円を例にすると、貯金額の目安は年間27万~54万円となりますから、毎月2万~5万円ほどを貯金に回せるといいでしょう。

効率良く貯金をするためのポイント

効率良く貯金をするためには、いくつかポイントがあります。ここでは、効率良く貯金をするための5つのポイントを見ていきましょう。

家計簿をつけて収支を管理する

効率良く貯金をするためには、まず現在の家計状況を把握することが重要です。そのため、毎月の収入と支出を家計簿につけて管理するようにしましょう。支出が増えていることを確認できれば、使いすぎを防ぐように意識できます。また、貯金に回すお金がない場合、支出の中で節約できるところはないかを洗い出す際にも家計簿は役立ちます。

固定費を見直す

携帯電話料金や光熱費など毎月かかる固定費を見直すことも、効率良く貯金をするためには必要です。例えば、料金プランの金額を低いものに変更したり、あまり利用していないサブスクリプションサービスを解約したりしてみましょう。固定費の見直しは、長い目で見ると大きな節約につながります。

ATMの利用手数料がかからないようにする

ATMの利用手数料がかからないように意識することも、効率良く貯金するために役立ちます。ATMは、早朝や夕方以降だと、利用手数料が110~330円程度かかります。家計管理ができていれば、1カ月で必要なお金をまとめて下ろし、週ごとの予算を分けておく、ということもできるでしょう。また、ATMの利用回数を減らすことで、手持ちの現金がなくなったら口座から下ろして使うという無計画な使いすぎも防げます。

貯金用口座を作る

効率よく貯金するためには、貯金用口座を作ることもおすすめです。毎月の給与が振り込まれたタイミングで貯金分を移す先取り貯金をすれば、貯金に回す分を使い込むことが防げるだけでなく、貯金額が明確になりモチベーションアップにもつながります。また、貯金を途中で引き出してしまわないように、一定期間は引き出すことができない定期預金を活用してみてもいいでしょう。

つみたてNISAやiDeCoで資産運用をする

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった資産運用を行うことも、効率良く貯金するためには効果的です。
つみたてNISAは、積み立てや分散投資を支援する非課税制度です。毎年40万円までを上限とし、最長20年間にわたって、一定条件を満たした投資信託に積立投資することができます。一度設定しておけば、自動で積立ができるので手間がかかりません。なお、つみたてNISAは2042年までの制度のため、投資信託の購入は2042年までですが、2042年に購入した投資信託は、20年間非課税で保有できます。

iDeCoは、定期預金や保険商品、投資信託などの運用商品を自分で選んで、掛金を運用していく、私的年金制度です。60歳になるまで掛金を運用し、60歳以降に老齢給付金として受け取ることができます。
ただし、60歳まで資産を引き出すことはできないため、注意が必要です。
なお、つみたてNISAもiDeCoも、元本割れのリスクがありますので、始める際はリスクも理解した上で行うようにしましょう。

貯金をするには、クレジットカードを活用するのがおすすめ

これから貯金しようと考えているなら、クレジットカードを活用することがおすすめです。クレジットカード払いなら、いつ、どこで、いくら使ったのかが利用明細に記録されます。WEB明細で家計管理ができれば、家計簿をつける手間が省けます。固定費の支払いや普段のお買い物をクレジットカード払いにまとめるといいでしょう。クレジットカードの専用アプリを使えば、リアルタイムでWEB明細が確認できるので、定期的にチェックすることで無駄使いを防げます。
また、クレジットカード払いならATMでお金を引き出す必要もありません。さらに、クレジットカードはご利用額に応じてポイントがたまる付帯サービスがついています。たまったポイントは家電アイテムや他社ポイントに交換できるため、節約につなげることも可能です。

20代におすすめのクレジットカード

20代には年会費が実質無料で、ポイントがたまりやすい「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができるクレジットカードです。

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、年に1回でも利用すれば、翌年の年会費も無料になるので、実質無料で使うことができます。タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。

また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、最大19%のポイントが還元される特典を実施中です。詳細は三菱UFJニコス株式会社の「WEBサイト」にてご確認ください。ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
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MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会から3カ月間はご利用金額の最大1.6%相当のポイントが還元されるほか、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
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20代から貯金を始めて、将来に備えよう

20代のうちは年収が高くないため、貯金をすることは難しいかもしれません。しかし、これからのライフイベントや万一の際に備えるには、貯金があると安心です。
効率良く貯金するためのポイントをおさえ、少額からでも貯金を始めてみましょう。また、貯金をする際には、クレジットカードを上手に活用して、家計管理をしてみることもおすすめです。
将来の自分のために、今できることから始めてみてはいかがでしょうか。

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よくある質問
20代の平均貯金額はどれくらい?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代の株式などを含めた金融資産保有額の平均値は176万円です。20代の57.9%の人は、貯金があると答えています。なお、20代の貯金額の平均値176万円に対し、中央値は20万円です。平均値はかけ離れた外れ値によって、集計結果に影響が出やすいものです。そのため、データを大きい順に並べたときに中央に来る中央値とあわせてみることで、普通より少ないかなど目安を知ることができます。

詳しくは「20代の平均貯金額と貯金をしている割合」をご確認ください。
20代が貯金する目安の額は?
20代の中でも貯金額は年収ごとに差はありますが、一般的には、収入の1~2割程度を毎月貯金していくといいといわれています。また、ライフイベントではまとまったお金が必要な場合もありますので、どれくらいかかるのかをチェックして、目標とする貯金額を決めるのもいいでしょう。

詳しくは「ライフイベントにかかる費用と貯金額の目安」をご確認ください。
貯金をするいい方法はありますか?
貯金をするには、家計簿をつけて収支を管理したり、固定費を見直したりして、節約することが大切です。また、ATMの利用手数料をかけないよう、無計画に現金を引き出すことを避けるようにしましょう。つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった非課税制度の資産運用を活用することもおすすめです。

詳しくは「効率良く貯金をするためのポイント」をご確認ください。