クレジットカードの基礎知識
2021年8月25日

銀聯(ぎんれん)カードとは?使うメリットや日本での作り方を紹介

銀聯カードは、中国生まれのクレジットカードで、「UnionPay」と呼ばれることもあります。発行枚数は急速な伸びを見せ、国際ブランドの一角として、中国を中心に世界各国で利用されています。中国やアジア諸国に出かけるときのマストアイテムである銀聯カードは、日本でも作ることが可能です。
ここでは、銀聯カードの特徴や作り方のほか、メリットについてご紹介しましょう。

銀聯カードとは、中国で生まれた銀聯(UnionPay)ブランドのついたカードのこと

銀聯(ぎんれん)カードは、中国の決済ネットワーク運営会社の「中国銀聯ブランド」がついたカードのことです。カードの発行が開始された2002年までの中国の銀行では、異なる銀行や都市ではお金のやりとりができず、利用者にとっては使いづらいものでした。

そこで、各銀行共通のネットワークを作るために中国政府主導のもと、中国人民銀行が中心となって「中国銀聯」という決済ネットワーク運営会社を設立。この中国銀聯によって銀聯カードの提供が開始されました。なお、中国では銀行口座を開くと、銀聯カードが発行されるようになっています。銀聯カードはデビットカードとしても使えるキャッシュカードで、クレジットカードの機能を持たせることも可能です。

全世界で80億枚発行されている国際ブランド

中国銀聯のサポートなどを担当する子会社のUnionPay Internationalによると、銀聯カードは2020年8月時点で、全世界での発行枚数が80億枚を超え、世界179の国や地域で利用されています。銀聯カードは発行開始からほんの数年のうちに、VisaやMastercard®、JCBなどの国際ブランドと次々に提携し、クレジットカードとして国外でも名が知られるようになりました。
日本では2005年にサービスが開始されましたが、中国からのインバウンド需要の波にのり、空港の免税店や百貨店のほか、家電量販店などを中心に加盟店は広がり続けています。

中国内外で急速に普及が進んだ理由は?

銀聯カードが短期間のうちに急速に普及し、中国国内で広く使われていることには、前述した銀行ネットワークの不自由さ以外にもさまざまな理由があります。主な理由を挙げてみましょう。

キャッシュカードにデビットカード機能がついていた

中国では、中国銀聯が設立されるまでは、クレジットカードがあまり普及していませんでした。そこに、キャッシュカードとしてはもちろん、デビットカードとしても使える銀聯カードが登場。銀行口座を開設するとカードが発行されることや利便性の高さのため、一気に普及したという背景があります。

多くの現金を持つ必要がなく、安全かつスムーズに利用できる

中国の最高額紙幣は100元で、日本円にして約1,700円です(2021年7月の為替レート)。現金で高額な買い物をする場合、多くの紙幣を持ち歩かなければならず、紛失や盗難のリスクがありました。また、偽札が出回ることが珍しくない状況だったため、安全かつスムーズに利用できる銀聯カードの需要が高かったことが挙げられます。銀聯カードの登場で、中国では一気にキャッシュレス化が進んだともいわれているのです。

海外旅行ブームでの需要の増加

中国では経済成長に伴い、海外へ観光する人が増加しました。海外旅行をする上で、中国では申告なしで持ち出せる外貨現金は、5,000ドル(約55万円)相当までという規制があります(2021年7月の為替レート)。家族旅行などでは、宿泊費や食費などを差し引いたら、爆買いは難しいでしょう。
そこで、デビットカードやクレジットカードとして使える銀聯カードが重宝され、同時に日本でもインバウンド向けに銀聯カードの加盟店が増えていったのです。

銀聯カードのメリットは?

日本国内でも加盟店が広がりつつある銀聯カードですが、特に中国やアジアに出かける際には、さまざまなメリットがあります。続いては、銀聯カードのメリットを見ていきましょう。

銀聯カードに対応している店舗やATMが多い

クレジットカードの普及が遅れていた中国では、国際ブランドのVisaやMastercard®のクレジットカードが使えず、銀聯カードのみ利用できるという店舗が現在でも多くあります。
中国国内の都市部はもちろん、地方に出向いてもほとんどの店舗で銀聯カードは利用できます。中国に出かける予定ができたら、銀聯カードを作っておくといいでしょう。

店舗での支払いがスピーディー

中国では、今も偽札が多く出回っているといわれています。そのため、店舗側の警戒は強く、現金で支払う場合は、偽札検知器でチェックされることがあります。銀聯カードを使えば、こうした手間を省くことができ、スムーズかつ安全に、支払いを済ませることができるのです。

場所によっては、優待サービスがある

銀聯カードは中国とアジア諸国にとどまらず、今や世界各国に広がっており、各国での優待サービスを積極的に提供しています。
特に、中国と経済的なつながりの強いアジア諸国や地域では、今後も銀聯カードの優待サービスが増えていく可能性は高く、中国やアジア諸国に出かける機会の多い人にとっては、メリットの多いカードといえるでしょう。

銀聯カードは日本でも作ることができる

銀聯カードはキャッシュカードとして登場しましたが、中国の銀行に口座を開かないと持つことができないわけではありません。日本でも発行を手がけるカード会社はあります。そのひとつである三菱UFJニコスの場合を例に、銀聯カードを日本で作る方法をご紹介しましょう。

三菱UFJニコスで銀聯カードを申し込む方法

三菱UFJニコスでは、同社が発行しているMUFGカードの会員を対象に、UnionPay(銀聯)カードの発行を行っています。MUFGカードのクレジットカードをお持ちでない場合は、MUFGカードの申し込みをする際に、一緒にUnionPay(銀聯)カードの申込手続きが可能です。MUFGカードとUnionPay(銀聯)カードは紐づけて利用するため、UnionPay(銀聯)カードのみを発行することはできませんのでご注意ください。

UnionPay(銀聯)カードの申込手続きは、三菱UFJニコスのWEBサイトで直接申し込むか、または申込書をWEBサイトで取り寄せてから、必要事項を記入して返送するという、いずれかの方法で行います。
なお、MUFGカードの種類によっては、UnionPay(銀聯)カードを発行できない場合がありますから、三菱UFJニコスのWEBサイトで確認しておきましょう。

三菱UFJニコスのUnionPay(銀聯)カードの特徴

三菱UFJニコスが発行するUnionPay(銀聯)カードには、さまざまな特徴があります。UnionPay(銀聯)カードを発行したり、利用したりする際の大事なポイントとなりますので、詳しく見ていきましょう。

親カードに応じたUnionPay(銀聯)カードが発行される

三菱UFJニコスが発行するUnionPay(銀聯)カードは、シルバーカードとゴールドカードの2種類です。親カードとなるMUFGカードの種類が一般カードの場合は銀聯シルバー、親カードがゴールドカード以上の場合は銀聯ゴールドが発行されます。例えば、一般カードの「三菱UFJカード」の場合は銀聯シルバー、「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」や「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」の場合は銀聯ゴールドが発行されるのです。
なお、中国で広く使われている銀聯カードとは異なり、三菱UFJニコスのUnionPay(銀聯)カードはショッピング専用のクレジットカードです。ATMからのキャッシングは利用不可となりますのでご注意ください。


銀聯カード ゴールド

銀聯カード シルバー

年会費は無料!ご利用可能枠は親カードと紐付くので使いすぎを防げる

三菱UFJニコスのUnionPay(銀聯)カードの年会費は無料ですが、初回発行時と5年ごとの更新時に発行手数料が1,100円(税込)かかります。また、UnionPay(銀聯)カードは、親カードとなるMUFGカードのご利用可能枠内で利用でき、親カードの利用分と合算して請求されます。親カードと紐付くため、ご利用可能枠が増えて使いすぎることを防げるのです。

利用時には暗証番号とサインの両方が必要

UnionPay(銀聯)カードを利用する際は、暗証番号の入力およびカード会員本人によるサインの両方が必要です。暗証番号は一般的な4桁ではなく、6桁の数字(00+指定した4桁の数字)を使います。暗証番号を入力する際に、間違えないようご注意ください。

海外で利用するとポイントが2倍になる

UnionPay(銀聯)カードを海外の加盟店で利用した分に限り、獲得ポイントが通常の2倍になります。ポイントが効率的にたまるチャンスなので、UnionPay(銀聯)カードが使えるかどうかを事前に確認しておきましょう。

中国国内に設置されているハローデスクを利用できる

UnionPay(銀聯)カードをお持ちの場合は、中国現地の観光案内やホテル、レストランの予約などを相談できる、海外アシスタンスサービス「ハローデスク」の利用が可能です。日本語に対応しているので、お困りの際は活用してみてください。

おすすめのMUFGカードは?

最後に、MUFGカードの中でも、おすすめのクレジットカードをご紹介します。三菱UFJカードには、一般カードとゴールドカード、プラチナカードがありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

年会費が実質無料!持ちやすく使いやすい三菱UFJカード

三菱UFJカードは、初年度の年会費が無料で、2年目以降の年会費は1,375円(税込)ですが、前年度にショッピングのご利用が1回以上ある場合は、無料となります。18歳以上なら学生(高校生は除く)でも持つことができますし、年会費が実質無料ですから、初めてのクレジットカードとしてもおすすめです。
また、サインや暗証番号の入力が不要になるタッチ決済(VisaまたはMastercard®)に対応しているため、お支払いにかかる時間や手間を減らせます。

ご利用可能枠が大きくて安心!三菱UFJカード ゴールドプレステージ

一般カードよりランクの高いゴールドカード、三菱UFJカード ゴールドプレステージなら、ご利用可能枠が最大300万円まで設定できるので、UnionPay(銀聯)カードと紐付けても「あといくら使える?」と心配することなく利用できます。国内・海外ともに、最高5,000万円まで補償される、手厚い旅行傷害保険も魅力です。
また、三菱UFJカード ゴールドプレステージの年会費は11,000円(税込)ですが、WEBサイトからお申し込みいただくと、初年度の年会費が無料になります。三菱UFJカード ゴールドプレステージは、初めてゴールドカードを持つ方にもおすすめです。

さらに、三菱UFJニコスには、ハイグレードな三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードもあります。プラチナカードならではのステータス性に加え、実用性にも優れており、豊富な特典を利用できるでしょう。

中国のみならず、世界に広がる銀聯カードを活用しよう

銀聯カードは、中国のみならず、今や多くの国や地域で利用することができます。特に、中国やアジアに出かける際は、利用できる店舗が多く、スムーズかつ安全に支払いができますので、旅のマストアイテムです。
銀聯カードは日本で発行することができますし、日本での加盟店も増えています。今後も広がり続ける銀聯カードを上手に利用しましょう。

よくある質問
中国に行く際に、銀聯カードが必要な理由は?
中国では、銀聯カードが普及するまで、クレジットカードが普及していなかったため、VisaやMastercard®が使えない店舗が現在も多くあります。中国の都市部も地方も、ほとんどの店舗で銀聯カードは利用できるので安心です。

詳しくは「銀聯カードに対応している店舗やATMが多い」をご確認ください。
銀聯カードは、一般的なクレジットカードとは違うのですか?
日本で発行される銀聯カードは、一般的なクレジットカードと変わらず、銀聯カード加盟店での買い物に利用できます。利用する際に、暗証番号6桁の数字とサインの両方が必要です。また、ATMでのキャッシングができないといった制約があります。

詳しくは「三菱UFJニコスのUnionPay(銀聯)カードの特徴」をご確認ください。
銀聯カードは、中国以外の国でも使えますか?
銀聯カードは中国以外でも利用可能です。2020年8月時点で、全世界での発行枚数が80億枚を超え、中国をはじめ、アジア諸国や北米やヨーロッパなど、世界179の国や地域で利用されています。

詳しくは「全世界で80億枚発行されている国際ブランド」をご確認ください。

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