クレジットカードのタッチ決済とは?対応マークや使い方を解説

クレジットカードの支払いをより手軽に、スピーディーにできるタッチ決済。ここ数年で普及が進んでいますが、どのような仕組みになっているのでしょうか。瞬時に決済ができるからこそ、セキュリティ面での対策などが気になるという人もいるでしょう。
ここでは、クレジットカードのタッチ決済の仕組みや使い方、利用するメリットを詳しく解説します。
タッチ決済とはクレジットカードをかざす支払方法
タッチ決済とは、店舗の決済端末にクレジットカードをかざすだけで支払いができる決済方法です。
タッチ決済は「非接触型カード決済」といい、国際ブランドやカード会社によって呼び方は異なります。例えば、VisaやMastercard®、JCBは「Visaのタッチ決済」「Mastercard® タッチ決済」「JCBのタッチ決済」、アメリカン・エキスプレス®は「アメリカン・エキスプレス®のタッチ決済(コンタクトレス決済)」といいます。
タッチ決済が使えるクレジットカード
タッチ決済が使えるクレジットカードには、券面に電波のようなタッチ決済対応マークが付いています。
このタッチ決済対応マークは、Visa、Mastercard®、JCB、アメリカン・エキスプレス®など、どの国際ブランドのクレジットカードにも共通して記載されています。また、国際ブランドごとにタッチ決済の名称は異なりますが、使い方は同じです。
ただし、タッチ決済に対応しているクレジットカードを持っていても、決済を行う店舗がタッチ決済に対応していなければ利用できません。
■クレジットカード券面のタッチ決済対応マーク

クレジットカードのタッチ決済が使える場所
タッチ決済に対応している店舗なら、店頭やレジなどにタッチ決済対応マークが掲示されています。例えば、国際ブランドのロゴと一緒にタッチ決済対応マークが掲示してあれば、その国際ブランドでのタッチ決済が利用可能ということです。
タッチ決済の使い方
続いては、店舗でタッチ決済する際の使い方をご紹介します。タッチ決済を使うには、以下の図のように3つのステップがあります。

店頭やレジ前で、タッチ決済が使えることを確認したら、店舗スタッフにどの国際ブランドのタッチ決済(コンタクトレス決済)を使うかを伝えます。このとき、クレジットカードを店舗スタッフに渡す必要はありません。店舗スタッフの指示に従って、決済端末にタッチ決済対応のクレジットカードをかざします。反応音がしたら、決済完了です。
スーパーやコンビニのセルフレジでは、端末によって操作が必要なことがありますので、わからない場合は店舗スタッフに尋ねましょう。
また、ネットショッピングではタッチ決済は使えませんから、従来どおり、カード番号やセキュリティコードを入力することになります。
クレジットカードでタッチ決済を利用するメリット
手持ちがなくても買い物ができるクレジットカードは、それだけでも便利なものですが、タッチ決済を利用することで、さらにさまざまなメリットを享受できます。まずは、タッチ決済のメリットを見ていきましょう。
タッチ決済の主なメリット
- 暗証番号の入力が不要でスピーディーに支払いができる
- 海外でも利用できる
- 支払い時にクレジットカードを店舗スタッフに渡す必要がない
- 高度なセキュリティが施されている
暗証番号の入力が不要でスピーディーに支払いができる
これまでは、クレジットカードを店舗で利用する際、決済端末にカードを差し込み、カード会社との通信が行われてから支払いが完了していました。タッチ決済なら処理速度が上がり、かざすだけで瞬時に支払いが完了できます。
また、タッチ決済は、原則として暗証番号の入力が不要です。ただし、ご利用金額が一定金額を超える場合には、セキュリティ上の観点から暗証番号の入力が必要になることや、取引の内容によってはタッチ決済が使えない場合もありますのでご注意ください。
海外でも利用できる
クレジットカードのタッチ決済は、NFC(Near Field Communication)という近距離無線通信技術が使われているため、非接触型決済ができるようになっています。この技術は世界共通の国際規格ですから、タッチ決済対応の店舗であれば、海外でも日本と同様に使うことができます。
日本でのタッチ決済は、おサイフケータイや電子マネーが先行しており、クレジットカードが対応し始めたのは、ここ数年のことです。しかし、海外の国によってはタッチ決済が広く普及しており、交通機関などをはじめ多くの支払いを済ませることが可能になっています。海外旅行や出張の際に、現地通貨に両替することなく、タッチ決済だけで支払いができるのはとても便利でしょう。
支払い時にクレジットカードを店舗スタッフに渡す必要がない
クレジットカードの支払いの際に、お店によっては店舗スタッフにカードを渡すことがありますが、これを不安に感じる人もいるかもしれません。タッチ決済ならカードを店舗スタッフに渡すことなく、自分でかざして支払うことが可能です。タッチ決済は、セキュリティの面でも安全性の高い支払方法といえます。
高度なセキュリティが施されている
クレジットカードのタッチ決済は、世界基準のセキュリティ技術である「EMV」で保護されています。EMVは、Europay、Mastercard®、Visaの頭文字を取ったもので、この3者が共同制定した国際規格の技術です。EMVは高度なセキュリティが施されているため、安心してタッチ決済を使うことができるでしょう。
また、クレジットカードの情報漏洩や不正利用防止のため、カード会社では、常に監視する体制を整えています。
クレジットカードでタッチ決済するときの注意点
クレジットカードのタッチ決済は支払いを素早くできて便利ですが、注意点もあります。主な注意点は以下のとおりです。
クレジットカードでタッチ決済するときの注意点
- 一定額を超える支払いではタッチ決済が使えない
- 紛失時に不正利用される可能性がある
一定額を超える支払いではタッチ決済が使えない
クレジットカードのタッチ決済には利用できる上限額があり、一定額を超える支払いではタッチ決済を使えません。一定額を超える支払いの場合は、カードを差し込み、暗証番号の入力など本人確認が必要になります。
2025年3月現在、アメリカン・エキスプレス®のタッチ決済の上限額は1万5,000円ですが、国際ブランドによっては上限額を公表していない場合もあるので注意が必要です。また、アメリカン・エキスプレス®のタッチ決済の上限額は2022年10月に1万円から1万5,000円に引き上げられたので、改定されることもあります。目安として、1万~1万5,000円を超えるような高額なお買い物をする際は、暗証番号を入力できるよう準備しておきましょう。
紛失時に不正利用される可能性がある
タッチ決済は、少額であれば暗証番号なしで利用できるため、クレジットカードを紛失した場合、不正利用されるリスクがあります。クレジットカードを紛失した場合は、すぐにカード会社へ連絡して利用停止の手続きを行い、警察に遺失届を出しましょう。また、万一の事態に備え、クレジットカードの利用履歴を定期的に確認し、不審な取引がないかチェックする習慣を設けることも不正利用予防に役立ちます。
タッチ決済対応で、初めての人も使いやすい「三菱UFJカード」

「三菱UFJカード」はVisa、Mastercard®、JCB、アメリカン・エキスプレス®から選ぶことができ、どの国際ブランドでもタッチ決済(コンタクトレス)が利用できます。すべて世界的に高いシェアを持つ国際ブランドですから、どれを選んでも安心です。
例えば、すでにVisaのカードを持っているのであれば、2枚目は別のブランドにして付帯サービスをそれぞれ活用するというのもおすすめです。
三菱UFJカードは、年会費が永年無料で、タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。
ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
そのほか、「MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
三菱UFJカードの特長
- 年会費が永年無料で利用できる
- POINT名人.comを利用すると、ボーナスポイントもたまる
- MUFGカードアプリのWEB明細を家計簿代わりに使える
タッチ決済対応のゴールドカード「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」

三菱UFJニコスの「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」は、タッチ決済対応で、ポイントプログラムやグルメセレクションなどのサービスが充実しているゴールドカードです。学生を除く20歳以上の人がお申し込みいただけます。WEBサイトからのお申し込みなら、初年度の年会費が無料になるので、初めてゴールドカードを持つ方でも安心です。
三菱UFJカード ゴールドプレステージは、年間100万円以上利用すると、最大11,000円相当のポイントがプレゼントされます。
さらに、グルメセレクションとして、厳選された国内のレストランでコースメニューをおとな2名以上で利用する際に、1名分の料金が無料になるサービスが付帯されているので、ゴールドカードならではの特典をお楽しみいただけます。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
三菱UFJカード ゴールドプレステージの特長
- WEBサイトからのお申し込みで初年度の年会費が無料になる
- 年間100万円以上を利用すると、11,000円相当のポイントがもらえる
- タッチ決済対応で、スピーディーに支払いができる
- 厳選された国内のレストランにておとな2名以上で利用した場合、1名分の料金が無料になる
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
タッチ決済対応のクレジットカードで、安全かつスピーディーな支払いをしよう
クレジットカードのタッチ決済は、支払いにかかる時間を短縮するだけでなく、セキュリティ面でも役立ちます。現在、すべてのクレジットカードがタッチ決済に対応しているわけではありませんが、今後、さらなる普及が見込まれるでしょう。
これからクレジットカードを作るなら、ぜひタッチ決済対応かどうかも選択肢に加えることをおすすめします。クレジットカードのタッチ決済で、安全かつスムーズな支払いを、ぜひ実感してください。
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2025年3月時点の情報に基づき作成しております。
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記事内容については執筆時点から情報が改定される場合があります。最新情報は公的機関のWEBサイトや公式サイトなどをあわせてご確認ください。
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三菱UFJカード | 三菱UFJカード ゴールドプレステージ |
三菱UFJカード プラチナ・アメリカン・ エキスプレス®・カード |
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年会費 |
初年度 | 無料 | 無料 (オンライン入会限定) |
22,000円(税込) |
次年度以降 | 無料 |
11,000円(税込) |
22,000円(税込) |
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特長 |
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最短発行期間 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 最短3営業日 |
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
カード種類・国際ブランドを選択のうえ、
お申し込みフォームへ進んでください。
カード種類
※カードお申し込み時点で、内定者の方は「学生」をご選択のうえお申し込みください。
国際ブランド
国際ブランド
- クレジットカードのタッチ決済とは、どのようなものですか?
- クレジットカードのタッチ決済は、店舗の決済端末にカードをかざすだけで支払いができる仕組みのことです。タッチ決済は「非接触型カード決済」といい、その通称は国際ブランドやカード会社によって異なります。VisaやMastercard®、JCBは「Visaのタッチ決済」「Mastercard® タッチ決済」「JCBのタッチ決済」、アメリカン・エキスプレス®は「アメリカン・エキスプレス®のタッチ決済(コンタクトレス決済)」といいます。
詳しくは「タッチ決済とはクレジットカードをかざす支払方法」をご確認ください。 - クレジットカードのタッチ決済には、どのようなメリットがありますか?
- クレジットカードのタッチ決済のメリットは、原則として暗証番号の入力が不要で、スピーディーに支払いができることです。また、クレジットカードを店舗スタッフに渡す必要がないため、セキュリティ面でも安心です。海外でもタッチ決済に対応している場所なら利用できますので、現地通貨への両替も不要になることもメリットでしょう。
詳しくは「クレジットカードでタッチ決済を利用するメリット」をご確認ください。 - クレジットカードのタッチ決済は、どのお店で使えますか?
- クレジットカードのタッチ決済に対応している店舗なら、店頭やレジなどにタッチ決済のマークが掲示されています。例えば、国際ブランドのロゴと一緒にタッチ決済のマークが掲示してあれば、VisaやMastercard®、JCB、アメリカン・エキスプレス®のタッチ決済が利用可能ということです。現在では、スーパーやコンビニを中心に、利用可能な店舗は増えています。
詳しくは「クレジットカードのタッチ決済が使える場所」をご確認ください。 - クレジットカードでタッチ決済するにはどうすればいいですか?
- クレジットカードでタッチ決済するには、店頭やレジ前でタッチ決済が使えることを確認し、支払いの際にどの国際ブランドのタッチ決済(コンタクトレス決済)を使うかを店舗スタッフに伝えます。店舗スタッフの指示に従って、決済端末にタッチ決済対応のクレジットカードをかざし、反応音がしたら決済完了です。
詳しくは「タッチ決済の使い方」をご確認ください。 - クレジットカードでタッチ決済できるかどうかの見分け方は?
- タッチ決済が対応している店舗なら、店頭やレジなどに電波のようなタッチ決済対応マークが掲示されています。国際ブランドのロゴと一緒にタッチ決済対応マークが掲示してあれば、その国際ブランドでのタッチ決済が利用可能ということです。また、タッチ決済ができるクレジットカードの券面にもタッチ決済対応マークがついています。
なお、タッチ決済が利用できる店舗やクレジットカードでも、一定額以上のお買い物であればタッチ決済は使えず、カードを差して暗証番号の入力が必要になります。
詳しくは「クレジットカードのタッチ決済が使える場所」「タッチ決済が使えるクレジットカード」をご確認ください。