クレジットカードの不安解消
2024年2月1日

3Dセキュア(本人認証サービス)とは?クレジットカード決済時の流れを解説

3Dセキュア(本人認証サービス)とは?クレジットカード決済時の流れを解説

ネットショッピングでクレジットカード払いを選択したときのセキュリティ対策の1つとして、3Dセキュアがあります。3Dセキュアはクレジットカードのセキュリティを高める仕組みというイメージはあっても、具体的にどのようなものかよくわからないという人も多いかもしれません。

ここでは、3Dセキュアの役割や設定方法、クレジットカード決済時の本人認証の流れについて解説します。安全にネットショッピングを楽しむために、3Dセキュアについて正しく理解しておきましょう。

3Dセキュアとはクレジットカード決済時の本人認証サービスのこと

3Dセキュアとは、ネットショッピングやWEBサービスでのクレジットカード決済を、より安全に行うための本人認証サービスです。オンライン上でのクレジットカード決済時に、あらかじめ設定したID・パスワードのほか、アプリやSMSを活用したワンタイムパスワード、デバイスの生体認証などを入力することで、カード会員本人が決済していることを確認します。

従来、ネットショッピングでクレジットカード決済をする際には、カード番号や氏名、有効期限、セキュリティコードといったカード情報を入力するだけでした。しかし、それだけでは、なりすましによる不正利用を防ぐには限界があります。3Dセキュアで利用するパスワードなどは、クレジットカードには一切記録されていないため、カード本体やカード情報を不正に入手した第三者による、なりすましの利用を未然に防ぐことに役立ちます。

3Dセキュアとセキュリティコードの違い

3Dセキュアとクレジットカードのセキュリティコードはまったく違うものです。
セキュリティコードは、クレジットカードの券面に印字されている3桁または4桁の数字です。クレジットカードの磁気情報の中には含まれていない情報なので、カードを所有していない第三者による不正利用防止には効果的ですが、クレジットカード本体の盗用によるなりすましは防ぐことができません。

一方、3Dセキュアは、利用にあたって事前登録が必要であり、その内容はクレジットカードの所有者本人しか知ることができません。セキュリティコードの入力に加えて3Dセキュアで本人認証を行うことで、さらに安全性を高めることができます。

3Dセキュアは国際ブランドによって名称が異なる

3Dセキュアは、カード会社、EC加盟店、国際ブランドの3者が協力して行う本人認証サービスです。主要な国際ブランドであるVisa、Mastercard®、JCB、アメリカン・エキスプレス®、Diners Clubなどで採用されています。

ただし、国際ブランドによって、3Dセキュアのサービス名称が異なります。例えば、Visaは「Visa Secure」、Mastercard®は「Mastercard® ID Check™」、JCBは「J/Secure™」、アメリカン・エキスプレス®は「American Express SafeKey®」、Diners Clubは「ProtectBuy®」というサービス名になっています。
一部表示されていないネットショップもありますが、3Dセキュアに対応している場合、こうした記載がありますので確認しておきましょう。

3Dセキュア2.0なら不正の疑いのあるときだけ認証が必要

現在、各国際ブランドが推奨しているのが、3Dセキュアの新しいバージョンである「3Dセキュア2.0(EMV3Dセキュア)」です。旧バージョンの3Dセキュア1.0では、オンライン上のすべてのクレジットカード決済においてIDやパスワードによる認証が必要だったため、利用者の手間がかかっていました。

バージョンアップした3Dセキュア2.0では、不正利用の疑いが高いときだけ認証が求められるリスクベース認証が導入され、利用者の手間が軽減されています。リスクベース認証とは、デバイスやネットワークの情報などから不正利用を判定する手法です。例えば、いつもと違うデバイスやIPアドレスからのログイン、普段と違う時間帯のWEBサイト利用など、ユーザーの行動パターンを分析してリスクがあると判定されたときのみ3Dセキュアでの認証が求められます。不正利用のリスクが低い場合は追加での認証は不要なので、スムーズなクレジットカード決済が可能です。

また、3Dセキュア2.0では、従来のID・パスワードに加えて、指紋や顔による生体認証、1度だけ有効なワンタイムパスワードなどの認証方法が新たに導入されています。

3Dセキュア認証を行うメリットとデメリット

利用者にとって3Dセキュア認証のメリットは、なりすましによる不正利用を防ぐための効果的な対策になることです。クレジットカードの盗用やカード情報の盗み見、磁気ストライプの情報を盗み取るスキミングによる不正利用を防止でき、クレジットカード決済の安全性が高まります。

また、EC事業者にとってもチャージバックを防げるメリットがあります。チャージバックは、クレジットカードが不正利用された場合に、カード会社が加盟店に対して支払い拒否を行ったり、代金の返還を請求したりすることです。3Dセキュア2.0を導入していればカード会社が決済額を負担するので、EC事業者にとってもメリットが多く、今後普及が見込まれるでしょう。

一方で、3Dセキュア認証には、事前登録や決済時の入力に手間がかかるという利用者にとってのデメリットがあります。また、「IDやパスワードを忘れてしまった」などの理由で本人認証ができないと決済を行えません。事前にパスワードを設定する場合は使いまわしを避けるなど、適切なパスワード管理を行う必要もあります。

3Dセキュア認証つきでお買い物するときの流れ

3Dセキュア認証を利用してクレジットカード決済を行うには、まず、カード会社のWEBサイトやアプリで事前登録が必要です。例えば、三菱UFJカードの場合なら、「MUFGカードWEBサービス」に登録します。登録後、ネットショッピングの際には、以下のような流れで決済手続きを行います。

3Dセキュア認証つきでお買い物するときの流れ

  • ネットショッピングでクレジットカード決済を利用
  • リスクベース認証(カード会社)
  • 3Dセキュア認証(カード会社)
  • 購入完了

オンライン上でクレジットカード決済を利用し、カード情報を入力すると、カード会社により自動でリスクベース認証が行われます。リスクベース認証の結果、不正のリスクが低く本人の可能性が高いと判定されれば、そのまま決済完了となります。この場合、特にパスワードなどを入力することはありません。

一方、リスクベース認証で不正利用の疑いがあると判定された場合は、3Dセキュアによる本人認証画面に切り替わり、パスワードの入力などが求められます。事前に設定したパスワードや生体認証、ワンタイムパスワードなどによる認証を行うと決済が完了します。

3Dセキュア2.0でお買い物するときの流れ

3Dセキュア認証でエラーがでたら?

3Dセキュア認証がエラーになってしまう原因の1つが、IDやパスワードの誤入力です。「数字やアルファベットを打ち間違えていないか」「別のクレジットカードのパスワードと間違えていないか」などを確認した上で、再度入力してみましょう。

また、決済に利用しているクレジットカードで、3Dセキュアの事前設定を行っていない可能性もあります。3Dセキュアによる認証を利用するには、事前にカード会社への登録や設定が必要です。すでに設定しているはずと思っていても、未設定になっているケースがあるかもしれません。カード会社によっては、クレジットカードの再発行や更新をした際に再度設定が必要な場合もあるので、手続きがきちんと済んでいるか確認してみてください。

3Dセキュア認証のパスワードを忘れたら?

3Dセキュアのパスワードを忘れてしまったら、新しいパスワードを設定し直す必要があります。カード会社の会員サイトやアプリで、パスワードを再設定しましょう。
なお、複数回入力を間違えると、ロックがかかってしまうことがあります。パスワードを設定し直しても3Dセキュア認証ができない場合はカード会社へ確認してください。

3Dセキュア認証の登録方法

3Dセキュア認証の登録は、オンラインでクレジットカード決済を利用する前に行います。具体的な方法はカード会社によって異なりますが、基本的にはカード会社の会員サイトやアプリで、IDやパスワードといった必要事項を登録します。また、ワンタイムパスワードを利用する場合は、パスワード発行に必要な携帯電話番号やメールアドレスの入力、アプリのインストールなどを行います。
事前登録を面倒に感じる人もいるかもしれませんが、登録の手間がかかるのは最初だけです。このひと手間でネットショッピングの安全性を高めることができるので、忘れずに登録を済ませておきましょう。

3Dセキュアにも対応!年会費もポイント還元率もお得な三菱UFJカード

安全にネットショッピングを楽しみたい人には、セキュリティ精度の高い「三菱UFJカード」がおすすめです。三菱UFJカードは、3Dセキュアをはじめ、24時間365日のモニタリングやAI等を活用した最新の不正使用検知システムなど、業界最高水準のセキュリティで安心して利用できるクレジットカードです。18歳以上の学生(高校生不可)から持つことができます。

三菱UFJカードは、年会費が永年無料で、タッチ決済にも対応しているので、お支払いもスピーディーです。
また、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で三菱UFJカードを利用すると、ご利用分の最大15%相当のポイントが還元されます。

ほかにも、ネットショッピングのポータルサイト「POINT名人.com」を経由してお買い物をすると、カードの基本ポイントに加えてボーナスポイントももらえるので、日常使いでポイントがためやすいでしょう。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

三菱UFJカードの会員なら、Uber Eats ・ Uber のサブスクリプション(定額)サービス「 Uber One 」が6カ月間無料で利用可能です。「 Uber One 」は、デリバリー(配達)サービス「 Uber Eats 」と配車サービス「 Uber 」の両方でメンバー限定特典が受けられるサービスで、通常は月額498円(税込)または年額3,998円(税込)がかかります。「 Uber One 」メンバーになると、例えば対象店舗で条件を満たせば何回でも配達手数料が0円になるほか、毎回の乗車料金が5%以上お得になります。

そのほか、「MUFGカードアプリ」を活用すれば、WEB明細をスマートフォンでいつでもチェックでき、家計簿をつける手間を省けます。さらに、ご入会日から2カ月後までに条件を達成すると、最大10,000円相当(グローバルポイント2,000ポイント分)がもらえます。詳細は三菱UFJカードのWEBサイトでご確認ください。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合
※現在「 Uber One 」にご登録中の方、および過去 3カ月以内に「 Uber One 」にご登録いただいたことのある方は、本プロモーションの対象外です。
※その他、「 Uber One 」6カ月無料の特典には条件があります。また、特典の適用には専用ページよりお申し込みが必要です。詳細はこちらをご確認ください。
※「 Uber One 」6カ月無料の特典は2024年8月時点のものであり、予告なく内容を変更または終了する場合があります。

三菱UFJカードのおすすめポイント

三菱UFJカードの特長

  • 年会費が永年無料で利用できる
  • 対象店舗でのご利用分の最大15%のポイントが還元される
  • POINT名人.comを利用すると、ボーナスポイントもたまる
  • Uber One のご登録で6カ月無料で利用できる
  • MUFGカードアプリのWEB明細を家計簿代わりに使える

※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

初めてゴールドカードを持つ人におすすめの三菱UFJカード ゴールドプレステージ

三菱UFJニコスの「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」は、タッチ決済対応で、ポイントプログラムやグルメセレクションなどのサービスが充実しているゴールドカードです。学生を除く20歳以上の人がお申し込みいただけます。WEBサイトからのお申し込みなら、初年度の年会費が無料になるので、初めてゴールドカードを持つ方でも安心です。

三菱UFJカード ゴールドプレステージは、セブン-イレブンやローソンなどの対象店舗で利用すると、ご利用分の最大15%のポイントが還元されるので、日常使いでお得にポイントをためられるでしょう。また、年間100万円以上利用すると、最大11,000円相当のポイントがプレゼントされます。

さらに、グルメセレクションとして、厳選された国内のレストランでコースメニューをおとな2名以上で利用する際に、1名分の料金が無料になるサービスが付帯されているので、ゴールドカードならではの特典をお楽しみいただけます。
※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

三菱UFJカード ゴールドプレステージの特長

  • WEBサイトからのお申し込みで初年度の年会費が無料になる
  • 対象店舗でのご利用分の最大15%のポイントが還元される
  • 年間100万円以上を利用すると、11,000円相当のポイントがもらえる
  • タッチ決済対応で、スピーディーに支払いができる
  • 厳選された国内のレストランにておとな2名以上で利用した場合、1名分の料金が無料になる
  • Uber One のご登録で6カ月無料で利用できる

※1ポイント5円相当の商品に交換の場合

おすすめのプラチナカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、実用性とステータス性を兼ね備えたプラチナカードです。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードでは、国内外の空港ラウンジを利用できる、プライオリティ・パスに無料で入会できます。

また、空港から自宅へ配送が可能な手荷物空港宅配サービスなどのきめ細かなサービスを受けられるのは、ランクの高いプラチナカードならではといえるでしょう。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードの特長

  • 24時間・365日のコンシェルジュサービスを利用できる
  • 海外旅行傷害保険で最高1億円まで補償される(海外旅行障害保険の自動付帯分は最高5,000万円)
  • 国内外の空港ラウンジが無料で利用できる
  • 空港から自宅までの手荷物空港宅配サービスがある
  • Uber One のご登録で6カ月無料で利用できる

セキュリティ機能の高いクレジットカードで安心してネットショッピングを楽しもう

クレジットカードの不正利用被害は年々増加傾向にあります。特に対面での本人確認ができないネットショッピングでは、クレジットカードのセキュリティ対策が非常に重要です。3Dセキュアによる認証を利用すれば、ネットショッピングにおけるクレジットカード決済の安全性を、より高めることができます。クレジットカードを利用する際には、3Dセキュアをはじめとしたセキュリティの高いカードを選びましょう。

おすすめのクレジットカード

カード名 日常にうれしいを、
将来まで安心を。
オンも、オフも、
いつでも変わらない輝きを。
日常から特別な時まで、
最高クラスのおもてなしを。
三菱UFJカード 三菱UFJカード
ゴールドプレステージ
三菱UFJカード
プラチナ・アメリカン・
エキスプレス®・カード

年会費

初年度 無料 無料

(オンライン入会限定)

22,000円(税込)
次年度以降 無料

11,000円(税込)

22,000円(税込)

特長
  • セブン-イレブン、ローソンで利用金額の最大15%ポイント還元!
  • 年間ショッピング利用額100万円以上で11,000円相当のポイント還元(2022年7月1日以降の入会者限定)(※1)
  • ご相談に24時間365日対応
  • 厳選されたレストランのコースメニューが1名様分無料に!
  • 国内70以上のホテルで1滞在あたり平均550米ドル相当のご優待
最短発行期間 最短翌営業日 最短翌営業日 最短3営業日

1ポイント5円相当の商品に交換の場合

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よくある質問
3Dセキュアって何ですか?
3Dセキュアとは、ネットショッピングでのクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証サービスです。オンライン上でのクレジットカード決済時に、あらかじめ設定したID・パスワード、アプリやSMSを活用したワンタイムパスワード、デバイスの生体認証などで本人認証を行います。

詳しくは「3Dセキュアとはクレジットカード決済時の本人認証サービスのこと」をご確認ください。
3Dセキュアではどう認証すればいいですか?
ECサイトの決済画面でカード番号などの情報を入力した後、カード会社によるリスクベース認証が自動的に行われます。その際に不正利用の疑いがあると判定されると、3Dセキュアによる本人認証画面に切り替わるので、事前に設定したID・パスワードや生体認証、ワンタイムパスワードなどを入力します。不正利用の疑いがないと判定された場合は、3Dセキュアによる認証画面は表示されません。

詳しくは「3Dセキュア認証つきでお買い物するときの流れ」をご確認ください。
3Dセキュアを設定しないとどうなる?
カード会社の会員サイトやアプリで3Dセキュアを設定しないと、3Dセキュア認証は利用できません。3Dセキュア認証がないと、決済が完了できないことがあります。また、3Dセキュアがなければ、クレジットカードに印字された情報だけで決済が行われるため、なりすましによる不正利用のリスクが高まるでしょう。3Dセキュアは事前登録の手間がかかるデメリットはありますが、なりすましによる不正利用を防げるという大きなメリットがあります。

詳しくは「3Dセキュア認証を行うメリットとデメリット」をご確認ください。