クレジットカードの基礎知識
2020年8月27日 
(更新:2022年10月25日)

クレジットカードの審査基準は?審査内容や無職でも持てる条件

クレジットカードを発行する際、カード会社による入会審査が行われます。審査基準はカード会社によって異なり、具体的な審査内容や審査基準が開示されることはありません。しかし、どのカード会社の審査においても、重視されるであろう情報は、ある程度、予測がついているといえます。
ここでは、一般的に、クレジットカードの審査では、どのような情報が重視されるのか、見ていきましょう。また、審査の流れや、無職でも審査に通ることがある理由についてもご紹介します。

クレジットカードのシステムと審査が必要な理由

クレジットカードの「クレジット(credit)」とは、「信用」を意味する言葉です。その言葉のとおり、個人の信用を担保に後払いを実現するのが、クレジットカードのシステムです。
利用者が店舗でカード払いを選ぶと、その代金はカード会社が肩代わりをする形で店舗に支払います。そして、利用者はあらかじめ決めておいた期日に、カード会社にご利用金額分を支払います。
つまり、カード会社と店舗、利用者それぞれが、お互いを信用して約束を守ることを前提に、クレジットカードのシステムは成り立っています。そのため、クレジットカードの発行にあたっては、必ず審査が必要になるのです。

クレジットカードの審査で重視される情報とは?

クレジットカードの発行には、カード会社による審査に通る必要がありますが、各カード会社は、クレジットカードの審査基準や内容は開示していません。しかし、いずれのカード会社でも、クレジットカードの審査においては「属性情報」と「信用情報」を重視すると考えられています。
この属性情報と信用情報とはどのような情報なのかを確認していきましょう。

申込者本人の属性情報

クレジットカードの審査の対象となると考えられる情報のひとつに、本人の属性情報が挙げられます。
属性情報とは、本人にどれくらいの支払能力があるかを推察するための情報です。クレジットカードの申込者が会社員であれば、勤務先の社名や企業規模、勤続年数、役職、年収などが対象になります。また、家族構成や、住まいが賃貸か持ち家かといった情報も属性情報のひとつです。

本人の信用情報

信用情報とは、各種ローンやクレジットカードの利用履歴など、個人のお金の借り入れや、返済に関する情報です。クレジットカードの審査においては、過去数年間の履歴が参照されることになります。

審査に通るかどうかはカード会社やカードのランクによって変わる

クレジットカードの審査に通るかどうかは、カード会社によって変わってきます。
理由としては審査において、あるカード会社では過去の借り入れや返済の実績がより重視され、また別の会社では現在の支払い能力に重点が置かれるというような違いがあることが挙げられるでしょう。

また、クレジットカードのランクによっても審査の基準が異なります。クレジットカードは通常、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの順にランクが上がっていきます。クレジットカードのランクが上がれば、ご利用可能枠が増えたり、付帯サービスが充実したりしますし、その分、年会費も高くなります。そのため、クレジットカードのランクが上がれば、審査もより厳しくなるのです。

審査に通りやすいクレジットカードとは?

クレジットカードの審査は、カードのランクが高くなるにつれて厳しくなります。しかし、クレジットカードを発行しているカード会社の多くは高ランクのカードだけではなく、一般カードや学生向けのクレジットカードも発行しており、こうしたカードは高ランクのカードに比べると、審査の難度が低く設定されていることがほとんどです。
特に、年会費無料だったり、カードを申し込める年齢が18歳以上(高校生を除く)となっていたりするカードは、審査もそれほど厳しくなく、多くの人が保有できるクレジットカードになっています。

なお、クレジットカードの申込者が審査に通らなかった場合、その理由が通知されることは、一般的にありません。

クレジットカードの審査に通らない理由とは?

クレジットカードの審査内容の基準は、いずれのカード会社も公表していません。そのため、こうすれば必ずクレジットカードの審査に通るというような方法も存在しないといえるでしょう。 クレジットカードの審査に通らない理由はカードやカードのランクによっても変わってきますが、主に以下のようなものが挙げられます。

<カードの審査に通らない理由>

  • 申し込みの際、年収や勤務先、勤続年数などについて虚偽の記載をした
  • 信用情報に問題がある
  • 返済能力が不足している(返済能力に見合わない高ランクのカードに申し込んでいる)

クレジットカードの審査は、申込者の属性情報や信用情報をもとに行われます。他社のクレジットカードで支払遅延を繰り返し信用情報に傷がついていたり、申し込みの際に、年収や勤務先について事実とは異なる情報を記入したりした場合、審査に通らない可能性が高くなるでしょう。

年収は審査に影響する?

クレジットカードの審査において、「年収は目安のひとつではあるが、決定的なものではない」といえます。
例えば、AさんとBさんは年収額が同じであるにもかかわらず、Aさんは審査に通り、Bさんは通らないということもあります。これは、勤務先の規模や勤続年数のほか、ローンやほかのクレジットカードの所有など、収入以外にもさまざまな情報が審査基準となっているからといえるでしょう。

一般的なクレジットカードの申し込みの流れ

一般的にクレジットカードは、カード選びからカード発行まで、下記のような流れになっています。高ランクのクレジットカードに申し込むときも同様です。

1. カード選び

クレジットカードを選ぶ際は、使う目的や自分のライフスタイルにあったものを選ぶことが大切です。
審査に通るか不安な場合は、ランクの高いカードを選ぶのではなく、一般カードを選び、健全なクレジットヒストリーを積んでから、ゴールドカードやプラチナカードにランクアップするのがおすすめです。

2. 申し込み

クレジットカードに申し込むには、WEBサイトや郵送、店頭など、いくつか方法がありますが、WEBサイトからの申し込みが簡単です。このときに記入するのは、主に属性情報です。できる限り詳しく、そして正しく記入します。
また、クレジットカードに申し込む際には、キャッシングご利用可能枠を申し込むこともできます。しかし、キャッシングご利用可能枠を申し込むことで審査が厳しくなる可能性もあります。審査に通るか不安な場合は、キャッシングご利用可能枠は申し込まないほうがいいでしょう。

3. 審査

カード会社は申し込みの内容に沿って、クレジットカードを発行するかどうかの審査を行います。
審査に必要な期間は、カード会社や申し込んだクレジットカードによっても異なりますが、数日から1週間程度です。

4. 発行

クレジットカードの審査に通れば、カードが発行されます。多くの場合、郵送されてきます。
手元に届いたら、書かれた名前に誤りがないか確認し、問題なければ裏面にサインしましょう。

クレジットカードが手元に届くまでの期間

クレジットカードの審査に通ったら、カード会社からクレジットカードが郵送されます。一般的に、クレジットカードを申し込んでからカードが手元に届くまでの期間は、1~2週間程度です。
しかし、近年はWEBサイトからの申し込みでカード番号が即日発行されたり、店舗を持つカード会社の場合は、申し込んだその場で仮カードが発行されたりするなど、カード発行までの期間は短縮されつつあります。

クレジットカードの審査結果の案内方法

クレジットカードの審査結果は、多くの場合、申し込みの方法にかかわらず、メールで送られてきます。
メールアドレスは申し込みの際に記入したものになりますので、正しく記入しましょう。
また、カード会社によっては、審査結果が書面で送られてくることもあります。

クレジットカードを申し込む際に準備するもの

クレジットカードを作るときに必要なもの

クレジットカードの申し込みは、郵送やWEBサイトなど、いくつか方法があります。いずれの方法で申し込んでも必要な情報や書類に大きな違いはありません。一般的に、クレジットカードの申し込みに必要な情報と書類について詳しく説明します。

本人確認書類

クレジットカードの申し込みには本人確認書類が必要です。氏名や住所が記載されていて、顔写真が付いている運転免許証やマイナンバーカード、パスポート、健康保険証などを準備しておくといいでしょう。
カード会社にもよりますが、WEBサイトや郵送で申し込む場合は、本人確認書類が2点のコピーが必要です。本人確認書類の種類によって、表面と裏面の両面のコピーが必要な場合もありますので、WEBサイトの申込ページや申込書に記載されている内容をよく確認してください。

支払口座情報

クレジットカードを申し込む際には、クレジットカードのご利用金額を引き落とすための銀行口座情報が必要です。銀行の通帳やキャッシュカードなど、口座番号と口座名義がわかるものを準備します。

収入を証明する書類

カード会社やクレジットカード、申し込みの条件によっては、収入を証明できる書類の提出を求められる場合があります。この場合、源泉徴収票や給与明細書、納税証明書、確定申告書類などで対応が可能です。
一般的に、ほかのクレジットカードでキャッシング枠を利用していたり、申し込むクレジットカードのキャッシング枠の金額を高く設定して申し込んだりすると、収入を証明する書類の提出が求められます。また、こうした書類の提出が必要になる場合、審査にも時間がかかる可能性があります。
クレジットカードの審査に通るかどうか不安な場合や、早くクレジットカードが手元に欲しいときは、必要以上にキャッシング枠を高く設定しない、あるいはキャッシング枠自体を設定しないなどの対応をするといいでしょう。

信用情報はカード会社にとって重要な情報

クレジットカードの審査の対象となる信用情報は、カード会社にとって、クレジットカードの申込者が信用できるかどうかを判断するための重要な情報となります。
続いては、信用情報や信用情報機関について詳しくご紹介します。

信用情報機関とは?

信用情報機関とは、各金融会社から送られてくる個人情報・返済状況・残高・事故などの情報を収集し、それを各金融機関へと提供している、クレジット会社等の金融機関が共同出資して設立した機関です。
信用情報機関と契約を結んだ加盟企業は、管理されている個人の信用情報を照会し、融資やクレジットカードの審査において、参考資料とすることができます。

個人の金融履歴は一定期間記録されている

信用情報機関は、個人のクレジットカードやローンの申込履歴とその内容のほか、返済に関する情報を一定期間保存しています
その保存期間は情報によって異なりますが、多くは5年間とされています。もしも支払いが遅れたり、債務整理を行ったりしていると、その記録が5年間は残ってしまうというわけです。

審査において信用情報で損をしないためには?

クレジットカードの審査において、信用情報で損をしないようにするには、支払遅延を起こさないことが大切です。
計画的にクレジットカードを利用し、毎回の支払日までには銀行口座に必要な額を入金しておくようにすれば、信用情報が審査に悪影響を及ぼすということにはならないでしょう。

年収が低い場合や収入がない場合でも審査に通る理由は?

続いては、年収が低い、または収入がない場合でも、クレジットカードを持てる理由について見ていきましょう。

年収が低い新入社員の場合

社会に出たばかりの新入社員の場合、収入が少ない場合もあるでしょう。
しかし、年収が低くても、勤務先やこれまでの信用情報など、年収以外の基準を満たすことでクレジットカードを持てる場合があります。

無職で収入がない専業主婦の場合

専業主婦で無収入の場合、クレジットカードを持つのは難しいように思えます。
しかし、カード会社によっては、本人ではなく世帯単位の年収を判断基準のひとつとしているため、審査に通る場合があります。

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審査に通るかは申し込んでみないとわからない

クレジットカードの審査に通るかどうか。これは多くの人が気にすることではありますが、それを事前に知ることはできません。また、審査は多くの情報をもとに総合的に判断されますので、勤務状況や年収だけで可否が決まるものでもないのです。「審査に通るかどうかわからない…」と考え込むよりも、まず申し込んでみてはいかがでしょうか。

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よくある質問
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