クレジットカードの基礎知識
2021年2月25日

クレジットカード解約時のポイントとは?やめるカードを選ぶ際の基準

クレジットカードが何枚もあって、管理しきれないから解約したい場合、どのカードを解約してどのカードを残しておくかという、取捨選択に悩む方もいるのではないでしょうか。
クレジットカードは、さまざまな支払いに連携していたり、ポイントがたまっていたりします。クレジットカードを解約してから、「しまった!」ということがないように、解約前に確認しておくべき大切なことや選別の基準をご紹介します。

クレジットカードを解約する前に確認しておくべきことは?

一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」(2020年11月)によると、日本では成人1人あたり、平均2.8枚のクレジットカードを持っています。多くは2~3枚のクレジットカードを使い分けているようですが、優待プランなどを利用して、いつの間にか手持ちのカードが増えている人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードが何枚もあって、管理しきれないから解約したい場合、解約前にチェックしておくべきことはたくさんあります。まずは、解約前のチェックポイントを見ていきましょう。

たまったポイントを使い切っているか

クレジットカードを解約する前に、ポイントがたまっていないか確認しておくことは大切です。解約後は、たまったポイントは全てなくなってしまい、取り戻すことはできません。
たとえ1回あたりの利用額が少額でも、長くクレジットカードを使っていると、ポイントはたまっているものです。クレジットカード解約前に、たまったポイントを景品に交換したり、ポイント移行サービスを利用したりして、無駄にしないようにしましょう。
クレジットカード会社によっては、ポイント移行の反映前に解約してしまうと、申請自体が無効になる場合がありますので、移行が完了してから解約することをおすすめします。

クレジットカード支払いの変更手続きをしているか

ガスや電気、水道といった公共料金のほか、携帯電話料金、アプリの課金、ECサイトに支払いカードとして登録している場合は、クレジットカードの変更手続きを行いましょう。手続きを忘れてしまうと料金の引き落としができず、未納になってしまいますから要注意です。
毎月引き落とされているものはクレジットカードの利用履歴をチェックするとわかりますが、セキュリティソフトやクラウドストレージなどは年間契約のものもありますので、漏れがないか確認しておきましょう。

分割払いやリボ払いなど未払いのものがないか

クレジットカードの解約前には、まだ預金口座から引き落とされていない未払い分がないかどうか、チェックが必要です。クレジットカード会社によって対応は異なりますが、解約した後に未払いの利用残高があると、一括請求される場合があります。
分割払いやリボ払い、キャッシングの借り入れ分もすべて対象となりますから、一度に大きな金額を支払わなくてはならなくなってしまいます。一括で支払うのが難しい場合は、利用残高の支払いが済んだところで解約するようにしましょう。

追加カードが紐付いていないか

家族カードやETCカードといった追加カードを設定している場合、親カードを解約すると、それに紐付けられた追加カードも無効化されます。ETCカードは、解約したことをうっかり忘れたまま、高速道路のETCレーンに進入すると開閉バーが上がらないため、重大事故につながる危険性があります。くれぐれも注意が必要です。

年会費の支払いがあるタイミングではないか

年会費が有料のクレジットカードの場合、解約するタイミングによっては、年会費分を無駄にしてしまうことがあります。

多くのクレジットカードでは、年会費の支払いが入会月の翌月や翌々月となっています。年会費は一度発生してしまうと取消せるものではありませんので、解約するのであれば年会費が発生する前までに手続きをする必要があります。Webサービス等で年会費請求がないか確認してみましょう。
解約しようとしていたのに年会費の請求があった場合、そのタイミングで解約してしまうのはもったいない限り。特に、ゴールドカードなどのステータスカードは、付帯サービスの内容が豊富です。このような場合はあと1年、次回の入会月までクレジットカードを利用し、タイミングを見計らって解約するといいでしょう。

残すべきクレジットカードの見分け方は?

クレジットカードは、それぞれ特徴や優待サービスが異なります。クレジットカードを解約して整理したい場合、複数枚ある中から、何を基準に残しておくかを決めるといいのでしょうか。
続いては、手元に残しておくべきクレジットカードを取捨選択する基準をご紹介します。

異なる国際ブランドは2種類以上持っておく

海外では地域によって、VisaあるいはMastercard®しか使えない場合があるため、異なる国際ブランドを残しておいたほうがいいでしょう。日本国内でも、それぞれのブランド固有のサービスがあるため、両方のブランドを使えるようにしておけば安心です。

ステータスカードや信頼度の高いカードは安易に解約しない

ゴールドカード以上のステータスカードは、残しておくことをおすすめします。ステータスカードは年会費が高額ですが、それだけの付帯サービスがありますし、持つための審査が厳しいものです。
銀行系のクレジットカードも信頼度の高いカードですから、安易に解約しないほうがいいかもしれません。

ポイント還元などメリットが大きいカードは残す

携帯キャリアや大手ECサイトのクレジットカードなど、日頃よく使っていてポイント付与などのメリットが大きいものは残しておくといいでしょう。
クレジットカード自体に年会費がかかる場合は、ポイントなどの付帯サービスとのバランスを考えた上で、不要なクレジットカードを選ぶことをおすすめします。

クレジットカードを解約するには?

クレジットカードを解約する場合は、カード裏面に記載された発行元に、カードの名義人が電話で手続きを行います。多くの場合は自動音声応答での手続きとなりますが、ごく一部のクレジットカードは、自動音声で解約手続きができないことがあります。その場合は、解約手続きについて発行元に問い合わせてみましょう。

年会費無料のクレジットカードは、持っていても特に損はない

年会費が無料のクレジットカードであれば、持っていても特にデメリットはありません。クレジットカードは新規で申し込むと時間がかかりますし、審査というハードルもあります。何かの機会に役立つときがあるかもしれませんから、大事に保管しておくのもひとつの手といえるでしょう。

ですから、クレジットカードを解約する前に、本当に不要かどうかを検討することをおすすめします。それでも解約したい場合は、ご紹介したチェックポイントを参考にしながら、残すべきか解約すべきかを選別してください。

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