初めてのクレジットカード
2026年6月1日

クレカ積立とは?メリット・デメリットやおススメの証券会社とクレジットカードを紹介

クレカ積立とは?メリット・デメリットやおススメの証券会社とクレジットカードを紹介

クレカ積立とは、クレジットカード決済で投資信託を自動で積立できるサービスです。

本記事では、クレカ積立の仕組みや現金積立との違い、メリット・デメリットを解説します。将来のために資産形成を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

クレカ積立とは?

クレカ積立とは、クレジットカード決済で投資信託を積み立てるサービスのことです。証券会社に自分のクレジットカードを登録し、買付する投資信託と積立額を設定しておくと、毎月決まった日に自動で買付が行われます。

利用代金は通常のクレジットカード利用と同様に、後日クレジットカードの引落日に銀行口座からまとめて引き落とされます。

クレカ積立と現金積立(口座引き落とし)の違い

クレカ積立と現金積立(口座引き落とし)の主な違いは、ポイント還元の有無、利用上限額、積立日の柔軟性、資金管理の手間にあります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

項目 クレカ積立 現金積立(口座引き落とし)
決済方法クレジットカード銀行口座引き落とし・証券口座引き落としポイント還元 あり
※一部ポイント還元対象外のクレジットカードもある
なし
月額上限 証券会社により異なる(多くは10万円) 制限なし
積立日 証券会社指定日(固定)
※いくつかの積立日から選択できるケースもある
多くは自由に設定可能
※固定のケースもある
入金の手間 不要(利用代金は通常のクレジットカード利用とまとめて銀行口座から引き落とし) 都度入金 or 自動引落設定が必要

クレカ積立を利用すると、ポイント還元を受けながら投資できることがあります。月々の積立上限額は証券会社で設定されているため、上限額を超えて積み立てたい場合は現金積立を併用する必要があります。

また、クレカ積立は証券口座への事前入金が不要なため、資金管理の手間が少なく済みます。

クレカ積立を利用するメリット

クレカ積立を利用する主なメリット

  • ポイント還元でおトクに投資できる
  • 少額から始められる
  • 銀行口座連携で資産を一元管理できる
  • NISAのつみたて投資枠・成長投資枠に対応している

それぞれをくわしく見ていきましょう。

ポイント還元でおトクに投資できる

クレカ積立では、ポイント還元がされるクレジットカードの場合、積立額に応じてクレジットカードのポイントが付与されます。例えば、月10万円を還元率1%のカードで年間積み立てた場合、年間12,000相当のポイント(10万円×12ヶ月×1%)を獲得できます。

投資の損益とは別にポイントを得られるため、実質的に運用コストを抑えられる点が大きなメリットです。

還元率はクレジットカードの種類によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

少額から始められる

多くのネット証券では、月々100円から積立設定が可能です。まとまった資金がなくても投資できるため、投資初心者でも気軽に始められます。

少額から始めることで、投資の仕組みや値動きに慣れながら、徐々に積立額を増やしていくことも可能ですので、初めての資産運用に向いています。

また、複数の投資信託に少額ずつ投資することで、価格変動リスクを抑え、自分に合ったポートフォリオを構築できるでしょう。

銀行口座連携で資産を一元管理できる

クレカ積立では、他のクレジットカード利用と同じ引落日にまとめて決済されるため、家計全体の支出を一元管理しやすくなります。

さらに、家計簿アプリとの連携を行えば、毎月の支出を把握しやすくなり、計画的な資産形成が可能です。

NISAのつみたて投資枠・成長投資枠にも対応している

多くのクレカ積立は、2024年に始まったNISAのつみたて投資枠・成長投資枠でも利用が可能です。

NISAのつみたて投資枠は、年間120万円まで非課税で投資できます。そのため、クレカ積立の上限としてよく設定されている月10万円を毎月積み立てれば、年間つみたて投資の非課税枠を使い切れます。

長期的な資産形成を考えれば、NISAの非課税枠活用とクレカ積立のポイント還元の両方を享受できる点は大きなメリットです。

クレカ積立を利用するデメリット・注意点

クレカ積立を利用する主なデメリットや注意点

  • 購入できるのは原則として投資信託のみ
  • クレカ積立の投資上限額がある
  • 積立日が毎月固定される
  • 家族カードではクレカ積立ができない

クレカ積立のメリットだけでなく、注意点も押さえておきましょう。

購入できるのは原則として投資信託のみ

クレカ積立で購入できるのは、原則として投資信託に限られ、個別株(国内株・米国株)や暗号資産などは対象外です。

投資信託だけでなく、幅広い金融商品に分散投資したい人は、クレカ積立と現金積立の併用を検討しましょう。自分の投資目的に合った商品を選ぶことが大切です。

クレカ積立の投資上限額がある

クレカ積立には毎月の積立額に上限があり、上限を超えた金額をクレジットカードだけでは積み立てられません。

多くの証券会社では、クレカ積立の上限額は月10万円と設定されています。ただし、証券会社によって上限額が異なるため、事前に確認しておきましょう。

上限額を超えて投資する場合は、現金積立など別の方法で積み立てる必要があります。

積立日が毎月固定される

クレカ積立は、証券会社が指定した日に月1回購入できます。証券会社によっては、複数の積立日から選択できるケースもあります。しかし、現金積立のように比較的自由に日付を設定できません。

相場に応じて投資のタイミングを重視したい場合は、積立日とは別にスポット購入の検討もひとつの方法です。

ただし、長期的な積立投資では、購入タイミングよりも継続することが大切です。定額を定期的に積み立てることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入でき、平均購入単価を平準化でき(ドル・コスト平均法)、長期的な資産形成に有効な手法です。

家族カードではクレカ積立ができない

多くのサービスでは本人名義のクレジットカードのみ利用可能で、家族カードは利用できません。これは証券口座とクレジットカードおよび引落し口座の名義が一致している必要があるためです。

家族でクレカ積立を行いたい場合は、それぞれが本人名義のクレジットカードと証券口座を用意する必要があります。

クレカ積立がおススメの人の特徴

クレカ積立をおススメできる人の主な特徴

  • 投資初心者
  • 手間をかけずに運用したい人
  • ポイ活をしている人
  • 長期的な資産形成を考えている人

これからクレカ積立を始めようと考えている人は、自分に向いているか確認してみましょう。

投資初心者

NISAのつみたて投資枠でクレカ積立を利用すると、金融庁の基準を満たした投資信託に限定して、分散投資された商品へ少額投資できます。

投資の知識が少ない人でも資産形成を始められます。

手間をかけずに運用したい人

一度設定すれば、毎月決まった日に自動的に買付が行われるため、入金する手間や買付のタイミングをその都度判断する手間がかかりません。仕事や家事などで忙しい人にも向いています。

投資やお金の管理が苦手な人でも資産形成を進められるため、投資にかける時間を最小限に抑えられます。

ポイ活をしている人

クレカ積立では、ポイント還元がされるクレジットカードの場合、積立額に応じてクレジットカードのポイントがたまります。たまったポイントを投資に回せるケースもあり、現金積立よりも手軽でおトクに資産形成できます。

長期的な資産形成を考えている人

クレカ積立で投資できる商品は、元本割れリスクがなくなるわけではありませんが、定額を定期的に積み立てることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入でき、価格変動の影響を平準化しやすくなります。そのため、将来のためにコツコツと資産を増やしたい人に向いています。

また、NISAのつみたて投資枠・成長投資枠を活用すれば、非課税での長期運用が可能です。

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クレカ積立を行えばポイント還元を受けながら資産形成を進められます。NISAの非課税枠にも対応しているため、非課税での運用とポイント還元の両立が可能です。

監修者プロフィール

一ノ瀬 誠(いちのせ まこと)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格。
証券会社の勤務経験や自身の投資経験などを活かし、金融ジャンルの記事で執筆・編集・監修を担当。得意分野は、資産運用・税金・社会保険・不動産・クレジットカードなど。難しい金融知識を初心者向けにわかりやすく伝えることが得意。

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よくある質問
クレカ積立のポイントはいつ付与される?
クレカ積立のポイント付与タイミングは、利用する証券会社やクレジットカードによって異なりますが、一般的には積立日の翌月〜翌々月です。

例えば、毎月1日が積立日の場合、その月のカード利用分として集計され、通常のクレジットカード利用と同じタイミングでポイントが付与されます。クレジットカードの締め日や支払日によって、実際の付与時期は前後する可能性があります。

詳細は各クレジットカード会社のポイント付与スケジュールを確認しましょう。
複数のクレジットカードでクレカ積立できる?
基本的に、1つの証券口座に登録できるクレジットカードは1枚のみです。証券口座とクレジットカードの名義が一致している必要があるため、複数枚を同時に登録できません。

ただし、複数の証券会社を使えば、それぞれでクレカ積立が可能です。例えば、A証券では三菱UFJカードを、B証券では別のクレジットカードを登録するといった使い分けができます。

複数の証券会社を利用する場合は、それぞれで口座開設とクレジットカード登録が必要です。管理の手間が増えるため、自分にとって管理しやすい方法を選択しましょう。
クレカ積立と現金積立(口座引き落とし)ではどちらがおトク?
ポイント還元がされるクレジットカードの場合、ポイント還元がある分、条件が合えばクレカ積立のほうが有利になりやすいでしょう。例えば、月10万円を還元率1%のカードで積み立てた場合、年間12,000円相当のポイントを獲得できます。

ただし、月10万円を超える場合や、積立日を自由に設定したい場合は現金積立(口座引き落とし)を併用する必要があります。クレカ積立の上限を超える分は、現金積立で対応しましょう。