(更新:2022年3月29日)
クレジットカードの引き落としの仕組みは?残高不足だとどうなる?

クレジットカードには、それぞれ締め日と支払日が設定されています。これをきちんと理解しておかないと残高不足のために支払遅延が起こり、「クレジットカードが使えない!」ということにもなりかねません。
安心してクレジットカードを利用するため、いつ利用したものがいつ引き落としになるのか、その仕組みを知っておきましょう。
覚えておきたい締め日と支払日の関係
クレジットカードの利用額は1カ月ごとにまとめられて、決まった支払日に銀行口座から引き落とされます。「締め日」と「支払日」をきちんと理解しておかないと、クレジットカード払いにした分がいつ引き落とされるのかわからず、「残高不足で引き落としができない」ということも起こります。
まずは、クレジットカードに欠かせない締め日と支払日の概念について知っておきましょう。
クレジットカードの支払いの仕組み
締め日とは、クレジットカード利用額の集計日です。締め日以前の1カ月間のクレジットカードの利用額が、この日で締め切られ、集計されます。支払日とは、文字どおり利用額を支払う日です。締め日で集計された利用額が、この日に銀行口座から引き落とされます。
例えば、「毎月15日締め、翌月10日払い」なら、前月16日から今月15日までの利用分を、翌月10日に支払うことになります。
締め日と支払日の設定は、カード会社あるいはクレジットカードのブランドや種類によって異なります。
■毎月15日締め、翌月10日払いの場合
利用日 | 締め日 | 支払日 |
---|---|---|
5月16日~6月15日 | 6月15日 | 7月10日 |
6月16日~7月15日 | 7月15日 | 8月10日 |
締め日を意識すれば支払日を先延ばしできる
クレジットカードにはさまざまなメリットがありますが、そのひとつが「後払いで買い物ができる」というものです。さらに、締め日と支払日の関係を理解しておくと、買うタイミングを調整することで、支払日を先延ばしすることもできます。
「毎月15日締め、翌月10日払い」のクレジットカードの場合を見てみましょう。
■利用日と支払日の関係(毎月15日締め、翌月10日払いの場合)

図のように、クレジットカード利用のタイミングを、締め日をまたいで1週間程度ずらすだけで、支払日を1カ月先送りすることができます。高額な買い物をするときには便利でしょう。
なお、実際に締め日に集計されるのは、クレジットカードを利用した店舗からカード会社へ売上データの請求処理が完了した分です。締め日ぎりぎりの利用分については、店舗からの請求処理が間に合わず、その次の締め日に集計されることもあります。
クレジットカードの支払いが滞った場合のリスク
無計画にクレジットカードを使いすぎて、支払日に残高不足で引き落としができなかった…。クレジットカードを使う上で一番注意しなければならないのが、この支払遅延です。支払遅延が起きると、利用者にはさまざまな影響が出ます。まずは、一時的なクレジットカードの利用停止で、利用代金を支払うまで、クレジットカードの利用ができなくなります。また、遅延損害金の発生や、利用限度額の制限、信用情報にネガティブな情報が残ったりするリスクもあります。
個人の信用情報は「クレジットヒストリー」と呼ばれ、信用情報機関と呼ばれる組織で記録されています。支払遅延の記録が重なると、その記録は数年間残り、新たにクレジットカードを作れなくなってしまう可能性もあります。支払遅延だけは起こさないように、十分注意しましょう。
残高不足で支払えない場合は支払い方法を変更しよう
どうしても支払日にお金を用意できそうにないときは、早めに対処しましょう。対処法としては、次の支払い予定に入っている利用額のうちのいくつかを、分割払いやリボ払いに変更する方法があります。これは、カード会社のWEBサイトにログインすれば変更が可能ですから、確認してみましょう。
それでも支払いが難しければ、支払日の前にカード会社に連絡を入れるようにしてください。すると、カード会社の担当者が状況の聞き取りを行った上で、どうすればいいかを教えてくれます。
クレジットカードは個人の信用で成り立っていますから、誠意のある対応が第一。何もせずに放置するのは厳禁です。
クレジットカードの利用は計画的に
現金が手元になくても買い物ができるクレジットカード。締め日や支払日などの基本を押さえて上手に使えば、さまざまなメリットを享受できます。
しかし、無計画に使いすぎると、後から思わぬ形で自分に返ってくることも。クレジットカードは常に計画性を持って、上手に使いこなすことが大切です。
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11,000円(税込) |
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特長 |
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最短発行期間 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 最短3営業日 |
国際ブランド
- クレジットカード払いの引き落としの仕組みとは?
- クレジットカード払いでは、利用額が締め日にまとめられ、決まった支払日に銀行口座から約1カ月分がまとめて引き落とされます。例えば、「毎月15日締め、翌月10日払い」なら、前月16日から今月15日までの利用額分が、翌月10日に銀行口座から引き落とされるのです。
締め日と支払日の設定は、カード会社あるいはクレジットカードのブランドや種類によって異なります。
詳しくは「覚えておきたい締め日と支払日の関係」をご確認ください。 - クレジットカードの支払日に残高不足だったら?
- クレジットカードの支払日に、銀行口座の残高不足で引き落としができなかった場合、支払遅延とみなされます。支払遅延が起きると、利用代金を支払うまで、クレジットカードの利用が一時的にできなくなります。場合によっては、遅延損害金が発生したり、利用限度額を制限されたりすることもあるでしょう。
また、信用情報にネガティブな情報が残るリスクもあります。支払遅延は繰り返すと、新たにクレジットカードを作れなくなってしまう可能性もありますから、残高不足には十分に注意してください。
詳しくは「クレジットカードの支払いが滞った場合のリスク」をご確認ください。 - クレジットカードの支払日にどうしても支払えないときは?
- クレジットカードの支払日にお金が足りない場合は、支払い予定に入っている利用額のうちのいくつかを、分割払いやリボ払いに変更して、1度の支払い金額の負担を抑える方法があります。支払い方法の変更は、カード会社のWEBサイトで行うことが可能です。
それでも支払いが難しければ、支払日の前にカード会社に連絡を入れるようにしてください。カード会社の担当者が状況の聞き取りを行った上で、どうすればいいかを教えてくれることがあります。何もせずに放置すると、支払遅延になりますので注意しましょう。
詳しくは「クレジットカードの支払いが滞った場合のリスク」をご確認ください。