クレジットカードの不安解消

2025年8月25日

クレジットカードは口座登録していないと使えない？注意点を解説

一般的にクレジットカードのご利用代金は指定口座から引き落とされます。では、口座登録をしていないとクレジットカードは使えないのでしょうか。ここでは、クレジットカードの口座登録の必要性や口座登録しないデメリット、引き落とし口座の選び方について解説します。

クレジットカードの口座登録とは？

クレジットカードの口座登録とは、クレジットカードで支払ったご利用代金を引き落とすための口座を登録することです。クレジットカードでお買い物した場合、その代金は原則として1カ月分まとめて毎月決まった引き落とし日に、カード会員の口座から自動的に引き落とされます。

クレジットカードは口座登録しなくても使える？

クレジットカードを利用するには基本的に口座登録が必要です。ただし、クレジットカードによっては、口座登録をしなくても利用できることがあります。その場合は、コンビニ払いや銀行振込など、カード会社が指定する方法によってご利用代金を支払う必要があります。

なお、コンビニ払いや銀行振込で支払うのは、口座登録の手続きが間にあわなかった場合など、あくまでも例外的な措置です。できるだけ早めに口座登録を完了しておきましょう。

口座引き落とし（口座振替）と口座振込の違い

口座引き落とし（口座振替）と口座振込の違いは、「誰が資金を移動させるか」という点です。
口座引き落としは、商品やサービスのご利用代金を利用者の口座から自動的に引き落とすため、資金（ご利用代金）を移動させるのは、銀行などの金融機関です。

一方、口座振込は、利用者がみずから振り込みを行い、指定の口座へ送金する方法です。この場合、資金を移動させるのは利用者自身です。

口座引き落としは、一度手続きをすれば、その後は自動で引き落としが行われるため手間がかからず、支払い忘れの心配もありません。また、口座引き落としなら手数料はかかりませんが、口座振込には所定の手数料がかかるという違いもあります。

クレジットカードの口座登録をしておけば、ご利用代金の支払いに手数料がかからず、振り込む手間も省けます。
なお、口座引き落としと口座振込の主な違いは、以下の表のとおりです。

クレジットカードの引き落とし口座を登録しないデメリット

クレジットカードの口座登録をしてもデメリットはありませんが、登録しないデメリットはあります。引き落とし口座を登録しないデメリットには主に以下の3つが挙げられます。

利用できるクレジットカードが限定される

クレジットカードによっては、口座を登録しないと新規で発行が認められないことがあります。そのため、口座登録しない場合、クレジットカードの選択肢が限定される点はデメリットといえるでしょう。

なお、カード申し込み時に口座登録の手続きが間に合わず、一時的にほかの支払方法を選択することはあります。

支払いを忘れる可能性がある

口座登録しない場合、クレジットカードのご利用代金はコンビニ払いや銀行振込などで支払うことになります。口座引き落としならご利用代金は毎月自動で引き落とされるため、支払い忘れの心配はありませんが、自分で支払う場合は都度対応しなければならず、うっかり支払いを忘れてしまうかもしれません。

クレジットカードのご利用代金の支払いができない場合、カード会社から支払いの連絡がきます。振り込むまでカードが一時的に利用停止になったり、長期間支払いをしないと遅延損害金が発生したりするので注意が必要です。

さらに、長期間または複数回支払い忘れが続くと、クレジットヒストリー（クレヒス）に支払遅延の記録がつく場合もあります。クレヒスに傷がつくと、クレジットカードの申し込み時や更新時、ローンを組むときなどの審査に影響がでる可能性があるので注意しましょう。

振込手数料が発生することがある

クレジットカードのご利用代金をコンビニ払いや銀行振込する場合は、基本的に振込手数料などがかかります。この振込手数料は利用者の負担となるため、毎月積み重なっていくと大きな負担になりかねません。

1回あたりの振込手数料が少額でも、無駄な支出を防ぐためにも、できるだけ早めに口座登録を済ませたほうがよいでしょう。

クレジットカードの口座登録に関する注意点

クレジットカードの引き落とし口座を登録する際には注意点がいくつかあります。後々のトラブルを招かないために、以下の注意点を確認しておきましょう。

本人名義の口座を登録する

クレジットカードの引き落とし口座は、原則として、カードの契約者と同じ名義の口座となります。カード会社やカードによっては例外として家族名義の口座を設定できる場合もありますが、基本的には家族であっても、名義の異なる口座を登録することはできません。

家族のクレジットカードのご利用代金をまとめて引き落としたい場合は、家族カードの利用なども検討してみましょう。

残高不足に注意する

クレジットカードの引き落とし日に口座の残高が不足していると、引き落としができずに支払遅延となります。また、残高不足になった場合は、定められた期限までにご利用代金を振り込む必要があり、振り込みが完了するまでは基本的にクレジットカードが使えません。

このようなリスクを防ぐために、クレジットカードの申し込み時には、残高不足になりにくい、よく利用する口座を登録しましょう。また、カード会社の引き落とし日を把握し、残高を意識することも大切です。

複数の口座は登録できない

1枚のクレジットカードに登録できるのは、基本的に1つの口座のみです。残高不足が心配だからといって、1枚のクレジットカードに複数の口座を登録することはできません。

なお、キャッシュカード一体型のクレジットカードを除き、登録した口座は原則として後から変更が可能です。ただし、クレジットカード発行後に口座の登録や変更をした場合、手続きのタイミングによっては反映されるのが翌月になることもあります。

クレジットカードの引き落とし口座の選び方

基本的に都市銀行の口座であれば、ほとんどのクレジットカードで口座登録ができます。クレジットカードの引き落とし口座を選ぶ場合は、残高不足にならない口座を指定することが大切です。例えば、給与の振込口座を引き落とし口座に登録しておくと、支払日前にわざわざ入金する必要がありません。

お手持ちの銀行口座で口座登録ができるだけでなく、銀行系のクレジットカードを申し込む場合には、銀行口座とクレジットカードの発行をまとめて行えることもあります。それぞれの手続きを行う手間が省けたり、お得な付帯サービスがあったりするため、口座とあわせてクレジットカードを選んでみるのもおすすめです。

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クレジットカードを作るときは忘れずに口座を登録しよう

クレジットカードの申し込みの際には、原則として引き落とし口座の登録が必要です。口座登録をしないと、選べるクレジットカードが限定されるうえ、支払いを忘れたり手数料の負担が発生したりする可能性があります。クレジットカードの申し込みの際に口座登録が間に合わなかったとしても、できるだけ早めに引き落とし口座を決め、登録手続きを行うようにしましょう。

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